北京観光なら 見逃せない軽食街

2015-08-25

北京のグルメストリート・簋街(グイジエ)

地下鉄東直門駅から西へまっすぐに伸びる東直門内大街は、別名「簋街 グイジエ」と呼ばれる美食ストリート。1キロほど続く道の両側にはたくさんの飲食店が並ぶ。中でも四川や重慶発祥の激辛鍋を提供する火鍋店が多く、「北京で火鍋を食べるならグイジエに行け」と言われるほどだ。夜になると店先に吊るされた赤提灯に明かりが点り、人通りが増して、縁日に来たようなワクワク感が味わえるのだ。「どこで食べようか?」と道端で迷っていると、すかさず客引きがやってくるのもグイジエならでは。ライバル店に客をとられまいと、各店の前では必死の呼び込み合戦が繰り広げられている。

ちなみにグイジエという名称は音だけ聞くと「鬼街」という漢字があてられて、ゴーストストリートという意味になる(中国語で鬼は幽霊という意味)。一説では、東直門は昔、北京城内で死んだ人を運び出す門として利用されており、付近に棺おけを売る店や葬具屋が多かったことからこのように呼ばれるようになったという。だが時代が変わり、この場所に飲食店が多く集まるようになってからは、一般的に「鬼」と同音の「簋」(簋は古代に使われていた食べ物を入れる器のこと)という字をあてて表記されている。

今では24時間営業の店も増え、幽霊が近寄れないほど賑やかになっているグイジエ。火鍋の他にも、ザリガニやカエル、ウサギ、鳩などを提供する店もあり、グイジエは中国の食文化がいかに奥深いかを垣間見られる場所だ。

また北京料理で有名なレストラン「花家怡園」や羊肉しゃぶしゃぶのチェーン店「小肥羊」などがあるのもこの通り。北京を訪れたら、中国の美食が集まるグイジエへぜひ足を運んでみてほしい。

住所:北京市東城区東直門内大街(地下鉄東直門駅と北新橋駅の間)

北京旅游网

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