老舗駄菓子にアニエス版 大白兎奶糖、価格も10倍で話題

2016-04-26

上海市民おなじみの老舗駄菓子「大白兎奶糖」に、仏ファッションブランド「agnès b.」のデザイナーが手がけた特別限定包装バージョンがこのほど発売され、価格の高さも含めてインターネット上で話題となっている。

大白兎奶糖は、創業100年の食品会社「上海冠生園食品」が販売するミルク味の飴。白をベースに赤、青の模様とウサギのイラストが入った包装紙で長年親しまれてきた。

今回の限定バージョンは、ウサギの形のスチール箱に大白兎奶糖が入っており、青とピンク2種類の色がラインナップされている。青色の箱に入っているのは従来のミルク味で65元。ピンク色の箱は小豆味で68元。共に25粒入っていることから、1粒あたりそれぞれ2.6元及び2.7元となる計算で、これは通常包装の同製品の約10倍の価格となる。

限定バージョンは発売後、SNSアプリ「WeChat」上などでもさっそく話題となり、「包装変わって価格10倍。誰が買うの?」「上海ブランドと仏デザインの魅力的な融合」など、賛否コメントが多数飛び交った。

ネットショップでの売れ行きを見る限り、大量に売れてはいないが、一定のニーズはあるようで、購入者のコメント欄には「見栄え良し。彼女に贈ったら喜ばれた」「しっかりした箱の造りで高級感あり」など、プレゼント用途と思われる書き込みが多く並んでいる。

「味は重視してない。箱がかわいくて欲しかった」との意見も多く、取材に対し、購入者の一人で女性の黄さんは、「箱を色々使っていくつもり。見栄も張れるし」と話す。また別の男性、李さんは「60元台の価格は、贈り物として考えれば安いほう。限定版で造りも精巧だから、十分メンツが立つ」と購入動機を語る。仏ブランドのデザイナーが手がけた限定版といったあたりが、消費者心理をくすぐっているようだ。【中国青年網 3月17日 転載】

「らくらくプレス」より

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