浙江省寧波市でこのほど、美容パックを顔面に張り付けたまま地下鉄やバスで通勤する女性が目撃され話題となっている。記者の取材に対し、女性は「結婚式が近いが仕事が忙しく、美容にかける時間がないため」と理由を説明している。

インターネット上で「パック女」と名付けられたこの女性Joeyさんは、同市の貿易会社に勤めるキャリアウーマン。結婚式を間近に控え、式とそれに伴う休暇取得のため残業に追われる日々を過ごしていたと話す。美容にかける時間も取れず、このままでは「美しい新妻」になれないと危機感を覚えた彼女は、時間のない夜ではなく朝の通勤時間を利用したセルフケアを考案。家から持参した美容パックを路上で顔に載せ、そのまま地下鉄とバスを利用して通勤することにしたと説明している。

いまどきのお洒落な洋服に顔面は黒色のパック、という異様ないでたちは乗り合わせた乗客らから注目を集め、SNSなどで画像が拡散するとすぐに時の人に。ネット上では、「顔が見たくてたまらない」「美容パック業者の宣伝では」「大都会寧波の女性はこんなにも忙しいのだ」などさまざまな憶測や意見が飛び交った。

取材中、騒動になっていることを知った彼女は「こんな大ごとになるとは思っていなかった、本当にすみません」と驚いた様子。しかし「美容については自分が満足できるか、どのようにしたいと思うかが一番重要。他人の目を気にする必要はないと思う」と語り、今後の“ながら通勤”に関しても否定しなかった。【新快報 4月11日 転載】

「らくらくプレス」より