キーワードチャイナ 年末特番:日本語由来の流行語

2017-01-09

神器(shén qì)

もともとの意味は日本語と同じ、神様を祭る時に使うもの、或いは神様から受け与えられた宝器。中国では、皇帝や政権の合法性を象徴するもの。

現在では、特別な機能を持って、よく効く道具の意味で、若い人の間で使われている。例えば、自撮りの際、便利だったり、それがあればよりきれいに撮れる道具やアプリは「自拍神器」という。「上网神器」はインターネットの接続スピードを速くするソフトなどを指す。

※ 日本では「神ってる」が流行語になったようだが、中国でも「神」という言葉が注目されている。

小确幸(xiǎo què xìng)

村上春樹がエッセイで使った造語。 小さな確実な幸せ。

翻訳家の林少華さんが漢字をそのまま中国語に訳し、中国でも流行っている。

都会の若者が「小確幸」を求めるのは、夢の実現に障害があり、存在感を探すものにすぎない。※中国の若者も、日本の若者のようにハングリー精神に欠けつつあるということの表れか?

违和(wěi hé)

日本語の違和感から来た言葉で、日本語とほぼ同じように使われる。また、調和社会と相反する意味としても使われるところが、中国語の特徴。

※和谐=調和という言葉が世間に溢れ、その反対語としても使われるのは

どんなものも光が当たれば影ができるということ。

男友力(nán yǒu lì)

日本語の「女子力」から派生した言葉で、意味はボーイフレンドとしての資質、能力で、ボーイフレンド指数とも言える。

この「男友力」には外見、責任感、優しさなどが含まれ、グレードアップ版は「男友力MAX」と言う。

※ 中国でも最近流行の男性は、力強くよりも優しさ、ソフトなイメージが好まれる。

中国国際放送局より

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