中国開発のスパコン「天河1号」、世界に貢献

2017-02-18

2月10日、「天河1号」をモニターで確認する国家超級計算天津センターの職員。中国で初めて演算速度1000兆回を実現した「天河1号」は世界最速のスーパーコンピュータになってもとどまることを知らず、次世代の国産の演算速度1000兆回スーパーコンピュータ「天河3号」の開発に一役買っている。

記者はこのほど、天津開発区泰達アウトソーシングパークにある「天河1号」の機械室を訪れた。そこには140台以上の黒いコンピュータが並び、大きな作動音を立てている。ここは、中国で初めて世界最速に輝いたスーパーコンピュータが活躍する場所である。

国家超級計算天津センターの劉光明主任によると、演算速度で世界一に輝いた「天河1号」の最大の特徴は優れた演算能力で、毎秒1570兆回以上の速度で浮動小数点演算ができ、最速で4700兆回に達する。「天河1号」の1時間あたりの演算回数は、中国の13億人が同時に計算した場合の340年間分に相当する。また、多くの分野でも飛躍を遂げ、「メイドインチャイナ」のブランドを知らしめた。

「天河1号」は国内で初めてヘテロジニアス・システム・アーキテクチュア(HAS)を革新的に採用。劉光明氏によると、最近の世界スーパーコンピュータ演算速度トップ500の半数近くがこの技術を採用しており、これは中国人科学者の世界スーパーコンピュータ技術における大きな貢献であり、スーパーコンピュータ技術をリードしている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月16日

中国網日本語版

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