西単は現在、若者に一番人気のエリアであり、昔から商業地区として栄えてきた場所です。周囲には高層ビルが林立し、人の流れも多く、北京で西単の名前を知らない人はいないぐらいですが、その名前の由来を知る人はあまりいません。
元々ここには、牌楼と呼ばれる木で作られた屋根つきの門がありました。これが西単牌楼と名づけられ、人々には「西単」と呼ばれました。西単牌楼には、「眺雲」の二文字が、そして、対として東に作られた東単牌楼には、「就日」の二文字が掲げられました。これは「東に日の出を見、西に彩雲を見る」という意味です。1916年、袁世凱がこの二文字をそれぞれ「景星」と「慶雲」に改めたというエピソードも残っています。1954年に学者らの反対があったにも関わらず、道路拡張のため、撤去され、「西単」、「東単」の名前だけが残りました。
北京オリンピックが開催された2008年に、西単文化広場に新たに西単牌楼が再建されました。
観光スポット
民族文化宮博物館
北京地下鉄のたび ―西単駅― - 中国国際放送局
1959年に、中国成立10周年記念の十大建築の一つとして建てられました。全国55民族の文物およそ5万件を収蔵しています。収蔵品の種類と量は国内の民族博物館の中でも群を抜いています。
アクセス:地下鉄A出口より西へおよそ100メートル。」
京師女子師範学堂跡
現在、魯迅中学と呼ばれているこの学校は1901年の慈善学校として創立しました。世界的に著名な作家である魯迅が1923年から1926年の3年間、教壇に立ったことでも知られています。
西洋式の柱に中国の伝統的な彫刻が施され、西洋と中華文化の特色をあわせもった、風格ある建築です。
アクセス:地下鉄E出口よりまっすぐ。道を渡り左へおよそ100メートル。
ショッピング
大悦城
2008年につくられた巨大ショッピングモール。食事、ショッピング、娯楽などのテナントがたくさん入り、海外有名ブランドも扱っています。また国内最大の映画館もあり、連日若者で賑わっています。
アクセス:地下鉄A出口より歩道橋渡ってすぐ。