環境保護だけではなかった! 日本の街頭にゴミ箱が少ない、本当の理由

2017-03-22

中国のネット上ではしばしば日本の街の美しさや環境保護意識について紹介し、賞賛する文章が登場する。中でも「日本にはゴミ箱がない」という点がよくクローズアップされる。中国メディア・今日頭条は20日、「日本の街頭にはどうしてゴミ箱がないのか 本当の理由に敬服させられる」とする記事を掲載した。

記事は、街頭にあるゴミ箱は清潔な環境を保つために存在すると説明する一方で「日本に行ったことがある人なら、街のゴミ箱がほとんど見かけないほどに少ないことに気付くはずだ」とし、多くの外国人客にとっては理解に苦しみ、なかなか慣れない現象であると紹介した。

そのうえで、日本の街にゴミ箱が設置されていない理由をいくつか列挙している。挙がったのは「テロ攻撃を防ぐため」、「カラスによる被害を防ぐため」、「ゴミの回収、処理にかかる公共支出の節約」、「みだりに物を捨てず大切に扱うという意識の奨励」といった内容だ。

記事は特に環境保護に対する市民の自覚を促す意味合いについて言及しており、「外で出たゴミは家に持ち帰る」、「ゴミ箱があったらみんな好き勝手にゴミを入れるので美観が損なわれる」といった日本の市民の声からは、環境保護や節約の意識が深くまで浸透していることを感じさせると伝えた。

環境保護のため、出したゴミは自分で持って帰る意識を持たせるためにゴミ箱を撤去した、というだけの話なら中国ではもはやありふれた話なのだが、この記事では「1995年に地下鉄サリン事件が発生して以降、街のゴミ箱が明らかに減少した」とも紹介されている。また、経費節減という点にも触れた。いずれの理由も間違ってはいないだろう。あくまで複数の要素が重なった結果、日本の街からゴミ箱が消えたのだ。(編集担当:今関忠馬)

なぜ日本人は太っている人が少なく長寿なのか=「俺も日本人になりたい」「ポイントは食べ物が汚染されていないこと」

2017年3月22日、中国のポータルサイト・今日頭条が、日本人は太っている人が少なく長生きする人が多い理由について分析する記事を掲載した。

厚生労働省が公表したデータによると、2015年の日本人男性の平均寿命は80.75歳で世界4位、女性は86.99歳で世界2位だった。5年前と比べても男性は1.20歳、女性は0.69歳寿命が延びている。

記事は、力士を除けば日本人の多くが痩せており、太っている人がとても少ないと主張。先進国の中でも肥満率は最も低いと指摘した。

その理由について、「飲食とよく動くこと」が関係していると分析。具体的に、飲食の分野では緑茶をよく飲むこと、発酵食品をよく食べること、海鮮をよく食べること、食べる量が多くないこと、野菜をよく食べることを挙げた。また、「よく動く」点については、スポーツを好み、日常でもよく歩き、自転車に乗る人も多いことを挙げた。

これに対し、中国のネットユーザーからは「俺も日本人になりたいよ」「生活のストレスが大きく、命を削って稼ぎ、12時間労働で、病院にも学校にも行けず、空気も土地も水も汚染しているんだ。70歳まで生きられたらいい方だ」などのコメントが寄せられた。

また、「ポイントは日本人の飲む緑茶や食べる野菜、海鮮が汚染されていないことだ。食べ物に問題があったら運動しても意味がない」「なぜ中国人が移民するのか分かった。中国の8割の食品には毒があるからだ」と、中国の食品安全問題を指摘する意見も多かった。

北京旅游网

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