人対ロボット 中国人囲碁棋士の芈昱廷九段が日本のAIに勝利

2017-03-22

人間と人工知能(AI)が参加する初の世界囲碁選手権で、人工知能があえなく敗退した。大阪で21日に開幕した「人対ロボット」初戦で、中国人棋士の芈昱廷九段は一度は不利な状況になったものの落ち着いて対応し、最終的に勝利を収めた。

関西棋院が行う「ワールド碁チャンピオンシップ」には、中日韓3国のトップクラスの棋士と人工知能が参加した。主催機関は韓国囲碁ランキング1位の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段、2016年に国内初の7大タイトルグランドスラムを達成した井山裕太六冠、現在絶好調の中国の芈昱廷九段を特別に招き、まさにトップクラスの棋士が集まる「サミット」となった。その相手として、日本が開発に力を入れる「DeepZenGo」が人工知能を代表して対戦した。

対戦はリーグ戦方式で行われた。初戦は日韓の棋士が顔を合わせ、人工知能という強敵と最初に戦うのは中国の芈昱廷九段に決まった。攻めが得意とされる「DeepZenGo」は最初から激しく攻め、一時は優位に立った。しかし終盤になり状況は逆転し、人工知能の開発者は挽回不可能と判断し、負けを認めた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年3月22日

中国網日本語版

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