観光・ホテル業という新業態の一層の発展に期待 国家観光局

2017-03-22

中国飯店雑誌社が創設し、アジア太平洋ホテル協会、全連不動産商会、中国ホテル業名人倶楽部などが共催する第17回中国ホテル世界フォーラムが21日、リッツ・カールトン広州で行われた。国家観光局品質監督管理所の張海燕所長が開幕式に出席し、あいさつした。

張氏は「中国経済はモデルチェンジ・アップグレードの重要な時期を迎えており、観光・ホテル業は高度発展・チャンス・課題が共存する重要な段階に差し掛かっている。第17回中国ホテル世界フォーラムの開催は、中国のサービス形成、質向上、中国ブランドの構築に対して、非常に重要な現実的意義を持つ」と述べた。

改革開放以来、中国の観光・ホテル業が急速に発展した。試算によると、2016年の中国観光・ホテル業の受入数は延べ30億人ほどにのぼり、1兆元弱の営業収入を実現し、中国の経済・社会の発展に重大な貢献を成し遂げた。

また観光・ホテル業のサービスの質向上も、課題を迎えている。12301全国観光クレームプラットフォームの統計によると、観光・ホテル業のサービスの質に関するクレームが占める割合は、2016年に前年より大幅に上昇した。

張氏は「先ほど閉幕した全国両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)において、李克強総理は政府活動報告の中で、観光施設とサービスを改善し、農村レジャー全域観光の発展に力を入れると発言した。これは国が観光業の発展を高度に重視していることを十分に示しており、国家経済・社会の発展において観光業が発揮する独自の強みに対する願いを示しており、観光業の発展により大きな空間とより多くのチャンスをもたらす」と指摘した。

張氏は「共有型経済のけん引を受け、観光の国境・地域・業界をまたぐ融合的発展の流れが日増しに顕著になっている。こだわりのある、個性的な、オーダーメイド型および体験型の旅行商品が、日増しに注目を集めている。デザイナーズホテル、民宿、マンション型ホテルなどのこれまでになかった宿泊施設が、観光・ホテル業の発展をけん引する新業態になる」と判断した。

張氏は、観光・ホテル業が消費大衆的発展の全域化の流れを把握し、この流れに乗ることで、さらなる発展を実現することに期待感を示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月22日

中国網日本語版

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