北京へ行くならここへ行こう!おすすめローカルエリア3選

2017-05-19

中国の首都である北京は、政治の中心であり、歴史の街でもあります。

ところが近年、人口増や建築物の老朽化、観光利用のための再開発により、昔ながらの街並みが続々と姿を消し、少々もったいない気がします。

一方で、全く新しい文化芸術・ファッションの街として若者が集まる地区も開発されており、一言では言い表せないのがまた北京の魅力とも言えます。

今回の記事では、北京に残る古き北京の街並みをはじめとして、おすすめの北京ローカル地区をご紹介します。

鼓楼大街~后海エリア

北京のおすすめローカルエリアを聞かれたら、第一に胡同を挙げたいと思います。

中国ではかつて町は城壁で囲まれており、旧北京城 では現在の二環路にほぼ沿う形で高い城壁がそびえ立っていました。北京の街に残る「~~門」の地名は、この城壁に設けられた門の名であり、多くがその姿を消しています。

胡同エリア

ここでおすすめするのが、地下鉄2号線「鼓楼大街」駅から南に広がる胡同エリアです。

市内再開発によって、昔ながらの胡同が次々と姿を消していますが、このエリアにはまとまった胡同がそのままの形で残され、実際に住居として活用され続けています。

胡同めぐりには自転車タクシーを活用しよう。特に、鼓楼大街を10分ほど南下すると、左手に見えてくる鼓楼・鐘楼の周辺は、胡同めぐりのための自転車タクシー(三輪車)も待機しており(ぼったくりに注意!)、老北京(昔ながらの北京)に思いを馳せるには絶好のエリアと言えます。

鼓楼の西には、西海・后海・前海からなる什刹海が広がっています。

中でも后海は、伝統家屋を活用したカフェやバー、レストラン、特産品のお店が所せましと並び、夜になれば賑やかな店の灯りと湖面に照り返す月の光でロマンチックな夜景が楽しめます。

前門大街~瑠璃廠

地下鉄2号線前門駅を降りると、そこは有名な天安門広場の南側。

広場を北側に置いてすぐ南の正陽門(通称、前門)から南に延びた前門大街は、近年新しいショッピングエリアとしてリニューアルされました。

前門の東側には、市の都市計画に関する資料や市中心部の巨大模型をメインに展示している北京市計画展覧館があります。市の街並みの時系列を追った変遷を学ぶことができ、未来イメージムービーの上演も楽しめます。

市内には多くの博物館がありますが、ここは是非お勧めしたいところです。

昔ながらの北京を知る人は「あれは前門の風景ではない」と否定的ですが、合理的に建替えを進めていくのも中国らしいといえばらしい。

しかし、路地を一本入れば、昔のままのゆったりとした時間が流れる胡同の景色が広がっているのです。

前門大街を西に、のどかな胡同を抜けていくと、新華街に辿り着きます。ここは瑠璃廠と呼ばれ、数百年の歴史を持つ筆や墨、紙、印鑑、書画等の専門店が立ち並んでいて、書家の方御用達の通りとなっています。

文化文芸の歴史が凝縮されたこの一帯もおすすめのエリアです。

日本語サイト「Guanxi Times」より

Guanxi Times

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