中国都市のグローバル競争力が上昇 香港・北京・上海がトップ20入り

2017-06-07

経営コンサルティングの世界大手である米A.T.カーニーはこのほど、「2017年グローバル都市ランキング」を発表した。同ランキングは、グローバル都市指数総合力ランキングとグローバル潜在力都市指数ランキングの2部で構成されている。そのうち、中国都市のランキングは大幅に上昇した。中国証券報が伝えた。

グローバル都市指数総合力ランキングでは、ニューヨークがロンドンに取って代わりトップの座を占めた。トップ20入りした都市のうち、中国では、香港地区(第5位)、北京(第9位)、上海(第19位)の名前があった。前回第96位だった成都は第87位に、107位だった武漢は第100位にそれぞれ躍進、ランクアップが目立った。

グローバル都市指数潜在力ランキングは、サンフランシスコが3年連続トップの座を維持した。これは、住民1人当たりの特許取得件数が世界一で、個人投資レベルと企業インキュベーションの発展レベルが極めて高いことと関係がある。パリの都市潜在力は、過去2年間、絶えず高まり続け、今年は、サンフランシスコとロンドンに続き第3位だった。これは、外国企業による直接投資が大幅に増加したことと、インフラの改善によるものだ。中国の都市では、広州のランクアップが顕著で、第78位から第56位に躍進した。杭州の順位も、第69位から第60位へと大幅に上昇した。

A.T.カーニーが都市指数ランキングを発表したのは、今年で連続7回目という。同社によるグローバル都市指数は、5分野27指数に分かれており、「ビジネス活動」、「マンパワー資本」、「情報交換」、「文化体験」などの要素から世界の代表的都市に対する総合評価が行われている。

人民網日本語版

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