国子監とは中国の最高学府を指す言葉で、その起源は周代に遡る。北京の国子監が建てられたのは1306(元の大徳10)年。当時の支配民族であったモンゴル人に漢語を、漢族の子弟にモンゴル語を教えるのが目的であった。孔廟の隣に立つのは「左に廟、右に学」という当時の建築規定にのっとったため。集賢門の名を持つ正門を入って太学門をくぐると、見事な瑠璃の牌楼が目に映る。その後ろには、主堂となる辟雍の優雅なたたずまいがある。この建物は周代の学舎を模しているといわれ、さらに奥の彝倫堂と呼ばれる蔵書庫は、現在は首都図書館の閲覧室となっている。
住所
東城区国子監街15号
交通アクセス
地下鉄2・5号線「雍和宮」
TEL
(010)6407-5259※現地の電話番号になります。日本からおかけの場合は、中国への電話のかけ方をご参照ください。
開館時間
5~10月:8:30~18:00
11~4月:8:30~17:00
※入場券販売は閉門30分前まで
定休日
なし(11~4月上旬は隔週月曜)
料金
30元