太婆天府山珍酒楼(復興門店)

2017-07-04

1997年開業以来、北京で長く人気を保っているキノコ鍋のお店です。使っているのは、雲南省や四川省で採れた天然キノコ。お馴染みの松茸のほかにも、見たことも聞いたこともない珍しいキノコが目白押しです。

注文はシートに記入する方式。まずはキノコを選びましょう。お店で配ってくれるパンフレットに主要なキノコが写真入りで紹介されていますので、それを参考にして頼むことができます。キノコは中国語で「菌」。シートの左上にある「鲜野生菌类」はゆでていない元の状態のままのキノコ、「野生菌类」はゆでてスライスした状態のキノコです。松茸を頼んでもいいのですが、雲南産は日本のものほど香りが豊かではないので、「鲜美味牛肝(ポルチーニ)」、「鲜鸡油菌(アンズタケ)」、「鲜金喇叭(ラッパタケの一種)」、「羊肚菌(アミガサタケ)」、「黑虎掌(シシタケ)」、「老人头(モミタケ)、「珊瑚菌(ホウキタケ)」など、むしろ日本ではなかなか鍋に入れない珍しいものを頼むのがおススメ。天然ものではありませんが、キノコの女王と呼ばれる「竹荪(キヌガサタケ)」はぜひ頼んでみてください。

ベースのスープはぜひ滋養たっぷりの「乌鸡锅底(烏骨鶏スープ)」(78元)を。具材はキノコのほかにも、各種野菜を入れて楽しめます。メニューには牛肉や羊肉もありますが、できれば入れずに烏骨鶏とキノコのみで、混じりけのないスープを味わってみてください。主食も「菌包子(キノコ入りパオズ)」(1個3元)にすれば、キノコ尽くしの宴になりますよ。ちなみに、日本人の友人には、ご飯と卵を別途注文してキノコ雑炊にするという強者もいます。

このお鍋、おいしさはもちろんですが、天然キノコの健康増進作用も見逃せません。ガイドが驚いたのは、食べた後に手足の先までぽっかぽかにあったまること。しかもその温かさがとても長く続きます。おいしくて身体にもいいキノコ鍋、ぜひご賞味あれ。

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