中国最新流行語を学びやがれ!「废柴&雕虫小技」とはどういう意味?

2017-08-29

▲废柴(fèichái) 役に立たない人

・意味

「废柴」は広東語由来の言葉です。動詞または形容詞として使われ、そもそも相手に対する軽蔑を表します。また、人間以外のものに対しても使います。

しかし、最近では、自嘲のニュアンスがあり、ボジティブなイメージを持つ言葉として広く使われるようになっています。表面的には

役に立たない人間のようですが、実は独特な才能を持ち、ある時やあることをきっかけにそのパワーが爆発する人を指します。日本の漫画『銀魂(ぎんたま)』の中の人物マダオは「废柴」の代表と言えます。都会でバックグランドがなくても、エリートではなくても、諦めずに夢を目指して頑張る若者は「废柴」と自嘲しています。

▲雕虫小技(diāochóngxiǎojì)

・意味

「雕」は大型の鳥ワシの意味ですが、彫刻の意味もあります。「虫」は虫と書きますが、鳥虫書という漢字の一種の書き方です。「雕虫小技」で大したことのない技、技術、技能を指します。自分の作品に対すして謙遜した言い方でもあります。

・由来

「雕虫小技」にちなんだ物語。

唐の時代に、韓朝宗という何事にも熱心な人がいて、若者の仕事探しをよく手伝ったので、尊敬されていました。ある日、李白という若者から仕事探しを依頼する手紙が届き、手紙の最後に「雕虫小技で上様が気に入らないかもしれないが、、、」と書かれました。この若者は後に有名な詩人になりました。

それから、「雕虫小技」は文章を書いたり、ことを運んだりする時に使い、大したことのない技を指すようになったのです。

・使い方

勒索病毒只是雕虫小技。

ランサムウェアはただ大したことのない技に過ぎない。

除诚实之外都是雕虫小技。

誠実を除いて、すべては大したことのない技だ。

=誠実であることが、一番大切だ。

骗子用雕虫小技取得了老人的信任。

詐欺師は何気ない技で、高齢者に信頼されるようになった。

雕虫小技可以改变世界。

些細な技で世界を変えることができる。

创业从雕虫小技上下功夫。

起業は大したことがなさそうなアイディアから時間をかけて工夫するものだ。

「中国国際放送局」より

中国国際放送局

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