中国・北京、故宮の「書画館」で書画の魅力に触れよう

2017-08-30

中国の書画はその墨と水が作り出した独特な雰囲気で世界多くの人に愛されている。墨の濃淡、また色合いの微妙な違いで、まったく違う世界観を出す水墨画、そして時代の流れにつれ、各時期違う書体で表現した漢字の魅力ーー「書の名品」も収蔵品として人気が高い。故宮博物院では、これらの書画を展示している「書画館」があり、数多くの古代書画が収蔵、展示されている。晋や唐の時代の善本古書から、明や清の時代の代表的な書画家の作品など、違う時代における書体、描き方の変化を見るのもすごく面白い。

書画が表現する高い芸術性だけではなく、より長く保存できるようにきれいな「装裱」も見所の一つ。違う作品によって、装裱の材質、柄、色合いも変わる。古くから「装裱は書画の命」という言葉のように、紙や布にある書や絵は、美しい装裱をしてから本当の芸術品になる。

故宮に収蔵している絵画、壁画、版画、書道作品などはもう14万件を超え、その中から選びに選んだ名品だけが展示されている。中には国宝とされる国外不出の名宝も多く、ここ故宮博物院の書画館だけが見られる。故宮に訪れてきたらお見逃しなく!

<INFO>

展示場所:故宮博物院の書画館

故宮博物館営業時間:8:30~17:00

(*16:00チケット販売終了、16:10以降は入館禁止)

ホームページ:http://www.dpm.org.cn/shows.html#temporary4

*写真は「故宮博物館」の公式サイトから

北京旅游网

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