北京の『胡同』とはいったい何?

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北京旅行について調べると、よく『胡同巡り』というキーワードがヒットします。北京をあまり知らない人にとっては親しみのないキーワードですが、実はこの『胡同』こそ北京旅行に避けてはなれない定番コースの一つです。

胡同は、中国語では「フートン」と読み、北京に残る古い路地のことを指します。今、高速発展を遂げている北京では高層ビルが聳え、昔の名残がだんだん薄くなっています。ですが、ここ胡同では下町の雰囲気が残り、庶民の生活感がたっぷりです。狭い路地の両側には、「四合院」という北京の伝統家屋が立ち並び、屋台や露店もたくさんあります。



瓦屋根が特徴の四合院ではグレーの壁が延々に伸びています。ぱっと見は、どこか単調な感じもしますが、一歩に入れば、そこには北京で長く暮らしている住民のゆっくりした生活ぶりがあります。初めての人は迷いそうなくねくねした路地、全部同じのように見えますが、実は一つ一つの胡同が長い歴史と物語を持っています。



道の狭い道路は昔庶民が住んでいた胡同で、道路の少し広い胡同は昔の王族が住んでいた街といいます。少し散歩すると、旧跡や歴史的な建造物がたくさんあるのに気づくかもしれません。今はもう周りの風景に溶け込み、過去の栄光が見えなくなっていますが、じっくり見ると小さな看板に昔住んでいた有名人の情報が書いてあることがわかります。『ラストエンペラー』で有名な最後の皇帝、溥儀の妃である婉容の旧居や、昔の大金持ちが住んでいる豪邸なども、今では姿を替え診療所や出版社になっています。



また、胡同巡りのもう一つの楽しみはその狭い路地がどこに繋がっているのかが分からないところでしょう。北京の胡同は「活胡同」と「死胡同」に分かれ、「活胡同」は街と街を繋いだり、両側にほかの通りがある胡同のことで、「死胡同」は入り口が一つだけで、そこに入ったらずっと民家が続き、突き当たりが塞がっている胡同のことです。一つ一つの入り口に入る前は、冒険のような気持ちでわくわくすることができるでしょう。





今の胡同には新しい変化も起きています。北京風情を残しながらも、古い建物をリフォームして作ったおしゃれな店やカフェ、四合院を改造して中国式の民宿やホステル、北京伝統の人力車に乗って、気持ちよく胡同巡りをする人もよく見かけます。



胡同巡りは新しい北京旅行のスタイルとして定着しています。そこにはガイドブックには絶対に載っていないグルメの屋台や、面白い雑貨屋、おしゃれなブティックなど、思いも寄らない発見がきっとたくさん。北京に来た際、この北京スタイルを体験してみてはいかがでしょうか。




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