中国の十大胡同、その九「菊児胡同」

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北京には七千あまりの胡同(北京旧城内の路地)があるといわれている。それを一つ一つ巡るのはなかなか難しい。また、胡同巡りをしたくても、どこからスタートすればいいのか悩む人もいるかもしれない。独自の歴史と物語を持つ胡同だが、その中には特に行く価値があると言われている「十大胡同」が存在する。順番にこの十か所の胡同を紹介していこう。


▲その九:菊児胡同

菊児胡同は北京東城区の西にある胡同で、南大街と南鑼鼓巷を繋いでいる。幅は6メートル、全長は438メートルで、観光客が多く訪れる南鑼鼓巷と隣接しているから、その近くでは賑やかで人が多い。しかし、奥に進むとまた静かになり、閑静な四合院に出会う。

数多くの胡同の中にも特に可愛いらしい名前を持つこの胡同だが、実はその名前は何度も変わってきた。明の時代では、「局児胡同」と呼んだが、清の乾隆帝の時代になるとまた「桔児胡同」と改名した。年月が経ち、清朝・宣統帝の時代になってから、今の「菊児胡同」に定着した。何度も名前を変えたが、実は「局」も「桔」も「菊」も中国語での発音が一緒。



名前と違い、この胡同に住んでいたのは中国の歴史上で有名な人物ばかりだ。清の大臣「栄禄」の私邸もかつてここにあり、家屋、庭、宗祠に分かれ、豪華な中国園林は今も一つの伝説として残っている。しかし、近年は近くにある三里屯の街づくりの影響も受け、菊児胡同も大きく変化した。伝統の中国風建築だけではなく、新しく建てられた個性的な建物は耳目を集め、北京文化が好きな外国人がここに多く住むようになった。

行き交う観光客、友人らと道端で談笑する外国人の住民、少し古びた伝統建築四合院、新しいゆったりしたデザイナーズハウス。昔の貴族だけが住んでいた菊児胡同は、時代と共に新たな風景へと変貌を遂げつつある。


<アクセス>

バス:104番・108番・113番バスで「交通口南駅」に下車してから150メートルを歩く


<文・孫錚>


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