中日米の尺八奏者が北京で一堂に会する、き乃はちや小湊昭尚も参加

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北京の前門大街にあるジャズライブのメッカ・Blue Noteで8日、中国で使われなくなって約1千年になる木管楽器・尺八のライブがあり、観客を魅了した。中国網が報じた。「尺八・一声一世」告白会と題する同イベントには、米国と日本の一流の尺八奏者のほか、作家・梁文道、映画監督・陸川(ルー・チューアン)なども駆けつけ、さらに、有名ピアニスト・郎朗(ラン・ラン)もビデオのお祝いメッセージを寄せた。



中国に起源を発する尺八は、竹で作れられており、名称は標準の管長が一尺八寸(約54.5cm)であることに由来する。優しくて豊潤な音色が特徴で、中国では南宋(1127-1279年)以降、少しずつ使われなくなったのに対して、日本では今日までずっとその伝統が受け継がれてきた。もともとは、深編み笠をかぶり各地を行脚し修行する虚無僧の法器(仏事に用いる道具)で、近代になって民謡、ロック、ジャズ、ポップなど、さまざまなジャンルの音楽でも使われるようになった。日本ではアニメのBGMにも使われ、若者が尺八を身近に感じるきっかけとなっている。

イベントでは、主催側の天人慧致がクラッシック音楽の文化をテーマにした初のドキュメンタリー「尺八・一声一世」の予告動画を発表した。同作品は来年3月に公開される予定で、撮影のために日本に10回訪問するなど、1年以上かけて製作された。同作品には、三橋貴風や海山、き乃はち、小湊昭尚、長須与佳、星梵竹、易佳林、含軒など、日本と中国の尺八奏者が登場し、その人生の軌跡を通して、尺八が直面した危機や希望を描いている。

うち、民謡尺八演奏家で、作曲家のき乃はちは、人気アニメ「NARUTO -ナルト」のオリジナルサウンドトラック」で尺八を演奏していることで広く知られている。小湊昭尚は、若手尺八奏者の中でも代表的な存在で、伝統と革新をコラボさせた豊富な音色で聞く人を魅了する。日本の人気アニメ「怪盗キッド」、「Axis powers ヘタリア」、ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」などのサウンドトラックの演奏に参加している。

中国に起源を発する尺八が日本で受け継がれ、発展し、今日になってまた中国に戻ってきたことに関して、梁文道は、「元の鞘に収まっているというだけでなく、中国の音楽がとても開放的であるということも示している。グローバル化が進む今、中国の音楽にはたくさんの可能性がある。2、30年前にも、チャルメラでジャズを演奏するミュージシャンがいた。いつか、中国人が中国の伝統楽器・古琴で日本の音楽を演奏する日を楽しみにしている。その可能性の背後にある歴史・ルーツやおもしろいエピソード、そして、私たちに美学的な刺激を与えてくれることを期待している」と語った。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年11月10日

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