琴碁書画の四芸、囲碁の巻き

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▲囲碁の起源

囲碁とは二人で行うボードゲームの一種で、その名前が示す通り、碁盤の上に碁石を交互に打って包囲の戦術で勝負するゲームです。今から4000年前に中原地区の多くの部落は相手の領地を併合してより広い領域を確保するため、力と知恵の勝負を繰り広げていました。中国を起源とする囲碁はこの時代の中原地域の戦いを振り返り、ゲームの形で、激しい攻防戦を再現するためのものだったと言われています。



また、秦以前の時代の有名な歴史書籍「世本」によりますと、囲碁は中国古代の伝説上の帝王・尭によって創られたものとされています。当時、配下の舜に洪水を治めさせたところ、功績が著しかったため、尭は舜に譲位することにしました。しかし、尭の息子・丹朱の気持ちを落ち着かせるため、囲碁で国の歴史と変遷を示して、息子が国を治める欲望を満したとされています。そんな囲碁は5世紀の隋の時代には朝鮮へ、7世紀頃には日本に伝わり、東北アジア諸国の人々に親しまれる遊びとなりました。


▲囲碁の三国

近代に入り、日本の囲碁界は木谷実と呉清源に提唱される新しい囲碁の布石のスタイル「新布石」の時代を迎え、坂田栄男や藤沢秀行、その後、大竹英雄、武宮正樹など多くの素晴しい一流棋士を輩出しました。一方、中国の囲碁の発展レベルは立ち遅れ、1961年の第2回中日囲碁親善試合で、日本の女流棋士・伊藤友恵五段は中国囲碁界の何人ものトップ棋士を打ち破り、8戦全勝を挙げました。

1980年代に入り、聶衛平九段をはじめとする中国の若い選手たちが頭角を現し始め、1984年の日本と中国の勝ち抜き対抗戦「日中スーパー囲碁」では、聶衛平は無敗の11連勝で奇跡を起こし、中国囲棋協会から「棋聖」の称号を授与されました。これを機に囲碁は中国の庶民の間で普及していくようになります。

また、1989年に開かれた第1回応昌期杯世界プロ囲碁選手権では韓国囲碁界のタイトル王である・曺薫鉉が優勝し、韓国でも囲碁ブームとなり、その後、囲碁は世界のマスコミからも注目されるようになります。


▲手談~心と心の交流

囲碁には手談(しゅだん)という別称があります。これは盤上に打たれた石が相手に何かを語りかけているかのように感じるところから、囲碁を「手談」と言うようになりました。手談はプロ棋士の間で使われる言葉だとされています。例えば、中国で有名な囲碁棋士夫婦・江鋳久九段と苪乃偉九段が結婚してから20年経っても、しばしば囲碁で手談をし、夫婦の繊細な気持ちの変化を互いに伝えられるということです。

夫婦だけではなく、たとえ異なる地域、異なる国、異なる文化、異なる信仰の人同士だとしても囲碁で手談を行い、心と心の交流を行うことができます。そのため、今、囲碁は中国、日本、韓国の人々に親しまれているだけでなく、世界の多くの国と地域で盛んに行われています。


「中国国際放送局」より

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