「第21回中日国際交流子供将棋大会」が北京で開催

2017-11-20

「第21回中日国際交流子供将棋大会」が11月18日、北京市朝陽区の北京日本人学校で行われました。今大会の参加選手は、日本人学校の小中学生31人と、中国の小学生25人の計56名です。選手たちは中国人と日本人混合で7人1組のチームを作り、全8組による団体トーナメント戦を繰り広げました。

ある日本人選手の父親は「初めて子供をこの大会に参加させた。(大会をきっかけに)友達を増やして、もっと中国語が話せるようになってほしい。それと、中国の子供たちが日本の将棋を打てることに驚いた」と語りました。

中国人選手の保護者の候さんは「うちの子供は将棋を習い始めて約1年で、将棋がとても好きなようだ。日本の子供たちと一緒に試合ができるのは、国際交流の良い機会だと思う」と話しました。

大会では両国の子供たちが持ち寄ったプレゼントの交換も行われました。プレゼントは誰が用意したものか分からない状態になっており、試合の結果に応じた順で、子供たちが選び取ります。どのプレゼントにしようかと選ぶまなざしも、対局さながらの真剣さでした。

北京将棋クラブ代表の李民生さんは「私は1995年からずっと日本の将棋を推進する活動を行ってきた。中日関係にはいろいろあるが、子供たちが交流し、子供たち同士の友誼を深めることは、今後の中日関係にとって有意義なことだ」と述べました。

このイベントは1997年にスタートしたものです。これまで多くの中国と日本の子供たちが、この大会と将棋を通じて国際交流のたすきをつないできました。21回目となる今回は、北京日本クラブ、北京日本人学校、北京将棋クラブの共催によって行われました。(取材:トントン、馬ゲツ)

「中国国際放送局」より

中国国際放送局

モデルコース
人気おすすめ