中国社会を理解するためのキーワード・份子钱

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▲份子钱(fènzi qián) 

・お祝儀

二つの意味があります。

① タクシー会社がタクシー運転手から徴収するリース料;中国のタクシーは、運転手が会社から借り上げる形で運営されていることから、このような言い方をします。

② 冠婚葬祭や引っ越し、入院の時などに出すお祝儀、見舞金。[例]凑~(見舞金を集める)



中国でも古代には「份子钱」を出す習慣がなく、同様のシチュエーションでは「もの」を与えていましたが、清朝末期から民国初期に当たる時期から、上流階級、特に、満州族の貴族の間では、身分をひけらかすために、「份子钱」を贈り合うようになりました。北京出身の有名作家老舎の作品『正红旗下』にも、この「份子钱」を出すために一家が苦しむ様子が描かれています。

1949年、新中国建国以降は、しばらくの間「份子钱」を贈り合う風習をなくし、必要なものを贈ることになっていましたが、改革開放後、人々がそこそこの貯金を持つようになってからは、再び「份子钱」を贈る風習が頭をもたげるようになって来ます。

最近になると、この「份子钱」は「紅包」とも呼ばれるようになりました。相手にもよりますが、ネット上を含めて、一般に紅包の中身は100元か200元が普通とされます。ですが、メッセンジャーアプリのように200元の上限設定がある場合を除いて、取っ払いの現金の場合には、勢い見栄の張り合いになることがあり、破格の紅包が送られることもあります。

また、中国の風習では、招かれて儀式に出席する場合、手ぶらでは失礼にあたることから、相手との関係に応じた金額の「份子钱」を持っていくことが普通です。そのため、短期間にこうした儀式が何回も巡って来た場合には、お財布があっという間に痩せ細ってしまうことになり、大学を出たばかりのフレッシュマンにとっては泣くに泣けない負担になることもあるようです。


「中国国際放送局」より

中国国際放送局

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