琴棋書画、画の巻き

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二十四節気の小雪に入り、北京は美しい秋と別れを告げて、本格的な冬の訪れを感じさせます。今回は引き続き、琴棋書画の中から画にまつわる物語をお送りします。

「伝神」を重んじる国画

中国では漢民族の伝統的な絵画は「国画」と呼ばれ、国画という言葉は漢の時代に遡ることができます。当時の人々は中国が世界の真ん中に位置すると考えていたため、「中国」と名付けました。また、中国の絵画はその名の通り中国絵画と呼ばれ、略称は国画です。国画は筆や墨などで絹や紙に絵を描くもので、山水画、花鳥画、人物画などがあります。



紀元4世紀の東晋時代の画家・顧愷之が提唱する「伝神論」は、中国の絵画界が千年にわたって堅持し続けた原則となりました。「伝神」とは人間の精神を伝えることです。例えば、人物画を描くとき、その人物の容姿のみならず精神まで捉えることが大事であるとされています。その代表作『女史箴図』は南北朝時代の宮廷生活の風俗を伝えると共に、生き生きとした人物描写が見られる傑作とされています。

詩画一如、書画同源

国画は主に山水画、人物画、花鳥画という三つの種類があります。これには宇宙と人生の要素が込められています。山水画は人間と自然の関係を表し、人間は自然と一つになることを求めます。人物画は人類社会の人と人の関係を表しています。そして、花鳥画は自然の万物が人類と調和が取れて共生する理念を表します。この三者は宇宙の全体を構成し、芸術から昇華する哲学の考えだと言われています。

中国には「詩画一如」、「書画同源」という伝統的な考え方があります。つまり、「詩」と「絵画」は切り離せない密接なものであり、「書」と「絵画」は本来同じ根から発生しているという考えです。「絵画」「書道」「文学」という異なる芸術を同一視する伝統的絵画観は、西洋の絵画観と大きく異なるところです。

中国絵画の新たな領域

中国絵画は中国伝統文化の大地に根を下ろす芸術の花で、数千年にわたる東洋文化は中国絵画に西洋絵画と異なる芸術の魂を与えました。中国の有名な漫画家・豊子愷は「東洋文化は詩の芸術で、西洋文化は劇の芸術である。中国絵画の奥深さは文人たちに喜ばれ、西洋絵画はより分かりやすいため大衆向きだ」と分析しました。



ここ百年、中国絵画界において徐悲鴻、張大千、李可染、呉冠中など多くの素晴しい画家が登場しました。彼らは西洋絵画の形式を中国絵画の伝統的な詩情と巧みに融合し、中国絵画の芸術を民衆的な芸術の道へと導きました。グローバル化が進む今日、中国絵画は中国伝統文化の一部として、伝統と革新を結びつける新しい領域へと足を踏み入れています。


「中国国際放送局」より

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