▲紅門画廊 Red Gate Gallery
中国最初の現代芸術ギャラリーとも言える「紅門画廊」は1991にオープンした。そのオーナは中国人ではなく、オーストリアのブランさんという人だ。誰よりも中国の変化に気づき、動き始めたブランさんが現代アートに注目した。今の「紅門画廊」は20人以上の中国人アーティストが在籍し、作品は油絵に留まらず、版画、中国画、装置アートなど幅広い活動ぶりを見せている。
中国の若いアーティストを世に送り出す一方で、世界とのコミュニケーションも忘れていない。2001年から「紅門画廊」は世界多くのアート機構と連携し、海外アーティストの中国訪問を果たした。
今、世界各地から年間約70人のアーティストが「紅門画廊」の協力によって中国で仕事や個展を開くことが出来る。二十年前からも中国現代芸術の第一線にいるブランさんは、この早い変化を遂げている北京でこそ、インスピレーションをもらっているという。
最近開いた李金国さんの個展では、遺伝子などのテーマを取り上げた。
子供の時からもう自分のおもちゃは自分で作っていたという李金国さん、それから周りを観察し始めた。ビリヤードの玉は以前からもう気になって、丸くて色鮮やかで、肉眼で見られる原子に似ているそうだ。それをいろんな形に組み立てることで、自分がほしいものは全部これで出来上がるような気がしたと李さんは考えていた。
他の作品にも中国アートの「今」を感じ取れる一面がある。
毎年テーマやジャンルにこだわらず、いつも最新の現代アートを提供し続けている「紅門画廊」、これからもより多くのひとを芸術の世界へ導くだろう。
<詳しい情報>
営業時間:9:00~17:00
場所:北京市崇文門東大街東便门角楼一階&四階
TEL:(+86 10) 65251005
MAIL:brian@redgategallery.com