中国の海南料理は食材本来の味を活かすことを追求しており、その調理手順はそれほど複雑ではなく、新鮮で質の良い材料さえあれば、さっぱりと美味しい海南料理を作ることができると言っても過言ではない。
清補涼はのど越しが良く、ココナッツミルクの濃厚ながらくどくない甘みと、トッピングの豆類の味が見事にマッチし、すっきりとしていながら、栄養価が高く、そしてひんやりしているという、まさに「清、補、涼」という名前そのものの3つの特徴を備えている。詩人の蘇東坡(蘇軾)が海南島に追放されていた際、現地の人々が作った清補涼を味わったところ、その美味しさに感動し、詩を詠んで讃え、その後は毎日必ず一碗は食べていたという伝説が残っているほどだ。海南の人々が作る清補涼は各家によって味やレシピが異なり、それぞれ特徴があるだけでなく、その時々でレシピを調整することで、それぞれの季節に合った滋養効果を発揮するのだという。暑い夏にはかき氷を加えることで、アイスクリームよりも栄養たっぷりな「清補涼かき氷」を作る。食欲が無いような場合でも、清補涼ならばこの1杯で十分なカロリーをとることができる。
北京で海南料理が食べたいならこの店:
■椰海軒
場所:北京市海淀区西直門外大街141号
営業時間:9:30~22:00
「人民網日本語版」より