インターネットでよく使われる中国流行語・键盘侠

2017-12-12

【键盘侠】(jiànpán xiá)

[名]ネット弁慶

現実世界では臆病で話すことが苦手なのに、ネットでは正義感を振りかざして大暴れする人を指します。普段は人と上手く付き合うことができないのですが、一人になって、パソコンあるいはスマホに向かうと、別人のように話が弾むようになり、(人や社会事情などを)あれこれと評論したり、説教する人のことを言います。

「键盘侠」の特徴としては、ネット上で自分の正義感や絶対的な倫理観をひけらかそうとする点があります。人間の個性というのは、相手の顔の見えないところでは、膨張してしまうもののようです。

また、コミュニケーション能力が足りないため、過激な話をしがちなのも特徴です。特定の何かに反対するわけでなく、個人の価値観だけで世界のできごとを判断しますので、社会的に正しいこともあるのですが、自分自身の限界を超えてしまったりすると、本来の目的を忘れるだけでなく、他人に利用され、サイバー犯罪の加害者になることすらあります。

[ひとこと]

ネットサーフィンをする際、何かの話題が盛り上がっても、実際に経験のある場合を除いて、評論には慎重さが必要な時代になっています。とくに最近の場合、何か事件が起こったり、問題発言がなされた場合も、数日後にまったく逆の事実が掘り出されることがあります。そうした時に、一番盛り上がっているときにヘタな発言をしていると、周りに足を掬われかねません。

「中国国際放送局」より

中国国際放送局

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