清代「鉄帽子王」 荘親王一族の墓が北京市房山区で発見

2017-12-16

北京市房山区でこのほど、大規模な考古遺跡が発見された。北京市文物局によると、考古スタッフが房山区河北鎮のバラック改造現場で清代の8大「鉄帽子王」の1人である荘親王一族の墓を発掘し、大興区榆垡鎮の新空港南方空港基地機械修理施設の工事現場で清代の墓228基を発掘した。

清代親王の墓の発掘は初めて

市文物局は、房山区河北鎮での荘親王一族の墓と大興区榆垡鎮での清代の墓228基の2つの考古発見を発表した。

房山区河北鎮のバラック改造セメント第2工場エリアの土地開発工事での考古発掘で、考古スタッフは清代の地宮4室、部屋8カ所、壁14カ所、台所2カ所を発見。遺跡は石碑のあずま屋、食事部屋、宮門、享殿、地宮、周囲の壁からなる。考古スタッフは発掘状況と文献資料から、同遺跡は清代の8大「鉄帽子王」の1人である荘親王一族の墓と判断した。

北京市文物局文物研究所の郭京寧副所長は、「清代親王の墓が考古発掘されたのは初めてであり、重要な学術的意義を有する。同遺跡は規模が大きく、全体的に保存状態が良く、清代親王の園寝制度の代表と証であり、科学、歴史、芸術的な価値が高い」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」より

中国網日本語版(チャイナネット)

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