河南料理「胡辣湯」にまつわるうれしい話

2017-12-26

「中国人民大学の学生食堂の調理師、プロポーズ大作戦に見事成功:胡辣湯(フーラータン)を1ヶ月ふるまう」と題する動画が、ネット上で注目を集めている。投稿者は、「中国人民大学の南エリア食堂で調理師として働いている王孟楠さんが、社内の料理コンテストにフーラータンを作って参加し、見事優勝を果たした。その後、2回目のプロポーズにも成功。嬉しさのあまり、みんなに1ヶ月間フーラータンをふるまった」とコメントしている。北京青年報が伝えた。

人民大学管理部は20日、プロポーズに成功してフーラータンをふるまった調理師は、人民大学集天食堂で働いていることを明らかにした。その後、王さんは、「今年上半期に第1回目のプロポーズを行ったが、失敗に終わった。だが、数ヶ月前、会社で料理コンテストが開催され、私が作ったフーラータンが優勝した。賞金は出なかったが、コンテスト終了後に行った2回目のプロポーズは見事成功した。フーラータンが私に幸運をもたらしてくれた。私は今年21歳で、これまで地元で何度かお見合いしたが、すべて失敗に終わった。今回結婚が決まってとても嬉しい。家族も大喜びしている」と話した。

プロポーズ大作戦が見事成功した後、王さんはまず、食堂で、自分と同郷である河南省出身の人たちに1ヶ月間無料でフーラータンをふるまった。「河南の身分証を持っているか、河南方言を話す人を対象にした。河南方言は聞いてすぐにわかる」と王さん。無料でフーラータンをふるまった効果は絶大だった。12月7日から17日までの11日間、王さんは再び、食堂に来る教員・学生に無料でフーラータンを準備した。王さんは、「2回続けてみんなにフーラータンをふるまって、おもに食材の購入で総額3万元(約51万7千円)あまり費やしたが、自分自身はとても満足しており、家族も応援してくれた」と話した。

王さんによると、奥さんはもともと集天食堂の従業員で、ここで彼女へのプロポーズに成功したという。先月、彼は休暇を取って故郷で結婚した。結婚後、奥さんは故郷に留まり、彼は大学に戻って調理師として腕を振るっている。

「人民網日本語版」より

人民網日本語版

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