「毛豆腐」とは何?北京で湖南料理を食べよう~

2020-06-27

「湘爱」という店は中国湖南料理の専門店です。「湘」は湖南省の別称で、日本の中華料理店でもなかなか食べるチャンスのない郷土料理がたくさんあります。湖南料理は簡単に言うと、日本人お馴染みの四川料理と似ています。味付けは辛めで、辛いものが苦手な人も多いでしょう。しかしそこには決定的な違いが存在しています。その違いはなんといっても酸味です。

湖南省の人はよく新鮮な野菜を漬け、そして自然発酵させ、それで出来上がった「酸菜」を料理に入れます。また、好みで酸菜をおかず感覚で食べる人もいます。酸菜を持つ酸味が辛さを減らし、またさわやかな食感を増やし、辛いだけではなく、より深い味が楽しめます。中には「酸菜魚」は酸菜を取り入れた代表的な料理で、スープは辛酸っぱくて食欲をそそぎ、弾力たっぷりの魚と一緒に食べるとご飯がよく進みます。

また、この店のもう一品の人気メニューは「酱烧舌尖毛豆腐」です。「酱烧」は「たれをつけて焼く」という意味で、「毛豆腐」は字面通り、まさに毛のある豆腐という意味です。これは中国の安徽省や湖南省などの地域特有のグルメで、豆腐を発酵させ、豆腐の表面に長く白い毛が生えてきたら料理に使います。上質な「毛豆腐」を作るため、原料選びから豆乳作り、豆腐作り、発酵の一連の工程も注意を払う必要があり、それで出来上がった毛豆腐は滑らかで風味があるといいます。湖南料理を一度試してみたい方はぜひお見逃しなく。

<INFO>

■「湘爱」祥雲小鎮店

住所:北京市順義区安泰大街祥雲小鎮南区6号院9番ビル101

(中国語表記:北京市顺义区安泰大街祥云小镇南区6号院9号楼101)

営業時間:(月から金)11:00~14:30 17:00~21:30

    (土日)11:00-21:30

<文・孫錚>

北京旅游网翻译

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