匠の技、故宮文物医院に迫る

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中国国内で科学研究設備が最も完備し、その機能とジャンルが最も充実しているだけでなく、面積も最大の文化財科学技術保護機関である故宮文物医院をこのほど取材した。同医院には「文化財の医師」たち100人以上がおり、国宝の保護担当、修復担当などに分かれており、国宝の保護や修復に日々勤しんでいる。人民網が伝えた。



故宮博物院文化財保護科技部の雷勇副主任は、「時計の修復を行うベテラン技師の中には、清朝の宮廷で時計修復の仕事をしていた技師を先祖に持つ人もいる。現在、このような伝統的な技術は代々受け継がれており、全国で行われる時計の研修クラスを通して、清朝の宮廷にあった時計を所蔵する、それぞれの博物館の修復技師たちの技術が向上してきている」と説明した。

故宮博物院に所蔵されている、ユニークなデザインの時計の数は全世界でも屈指の規模。修復技師の手によって、これらの時計の生き生きとしたデザイン、精巧な造りに新たな息吹が吹き込まれ、動きのあるパフォーマンスを再現できるようになる。

紡績品修復ルームは湿度に対する厳しい条件があるため、ひんやりするほどの寒気が感じられる。修復用の台の上には赤色の「雲龍文様が入った緙絲織の男性用蟒袍」が置かれていた。これは清朝の宮廷の戯劇役者が着ていた衣装で、龍袍を制作する際の複雑な緙絲織の技術が用いられている。この衣装は腰の部分がひどく破損しており、修復技師により緙絲織の技術で元通りに修復する必要がある。

象牙に色を染めて作り上げられた工芸品には、当時の広東地区の賑やかな海上貿易の様子が詳しく描かれている。この作品にはなんとアメリカ大陸の染料が使われていることが分析で判明している。

乾隆年間に作られた木でできた長寿を祝う飾り物。近くでみると、驚くほど複雑な彫刻技術が使われていることがわかる。長寿を祝う飾り物の一部分には鶴が描かれている。当時の作品の全貌を再現するため、この鶴の頭部や首の部分が修復技師によって丁寧に修復されている。木製器具の修復ルームでは、修復技師の李敬源さんが、清代に制作された宋代のものを真似た、邪気を払う辟邪鏡を見せてくれた。この鏡は木材、玉、金属によって形作られている。辟邪鏡のパーツのうち、ニオイシタンのパーツにはところどころ欠陥があり、修復技師は1ヶ月かけて修復を施した。この2つのパーツのうちの1つは、中央美術学院彫刻学科卒の修復技師が制作したものだが、どちらが修復したパーツか見分けがつくだろうか?



「人民網日本語版」より

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