中国流行語・佛系青年

2018-01-16

【佛系青年】(fóxì qīngnián)

[名]寡欲な青年

意味

全てのことについて、どうでもいい、気にしない態度をとる青年を指す;すべてを淡泊に見る生き方やライフスタイルを持つ若者の総称。

2017年の年末に流行り出した言葉で、必要最低限の要求を満たせば、それ以上には追求しない若者たちで、往々にして自分にも相手にも要求は淡白な傾向がある。

「佛系青年」は内心常に自分の趣味やフィーリングを第一にしており、すべては自分が好きな方法やリズムで行いたいと考えるが、それは非常にあっさりとしたものとなる。恋愛はややこしいので、それには時間を費やしたくないと考え、ガールフレンドも単純に一人でいたいという原因から必要と考えない。

車をアプリで予約する際にも、家のすぐ近くまで来てもらってもよいし、近くで待ってもらってもよいと考える。買い物の場合も、手に入っても入らなくてもよいと考え、なくてもまあ仕方ないと考える。お腹が空いた時、食べても食べなくてもよく、仕事で褒められても褒められなくても気にしない。これらが典型的な佛系青年の姿である。

コメント&用例

この言葉は一種のカルチャー現象として、若者の自分なりの生き方で生きようという寡欲な姿勢を示すものではないかと思われる。また、この言葉からたくさんの言葉が派生してもいる。

[例]「佛系女子(寡欲な女性)」、「佛系子女(寡欲な子女)」、「佛系父母(淡白な親)」、「佛系生活(淡白なライフスタイル)」、「佛系饮食(淡白な飲食)」などある。

「仏」に対して、自然にあるがままを生きる道教の「道系」、厳しい教えを持つ儒教の「儒系」も出てきた。日本とはまた違う形で〇〇系という言い方が流行を見せている。

「中国国際放送局」より

中国国際放送局

モデルコース
人気おすすめ