中国・年越し旅行がブーム、ペット連れOKのホテルも増加

2018-01-18

2018年の春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)は、2月1日から3月12日までの計40日間。春運はまだ始まっていないが、上海と南通の携程旅行網(シートリップ)カスタマーセンターを取材したところ、旅客による春運中の列車切符・航空券予約が活況を呈し始めている。職員の統計によると、各種予約方法のうち携帯電話が最大の選択肢になっている。旅客の6割以上が携帯端末で予約しており、2位はパソコン、3位は電話となっている。2018年の春運が始まろうとしており、「帰省」と「年越し旅行」が2つのホットな話題になる。広州日報が伝えた。

◆キーワード:携帯電話で切符予約

上海出身の陸文斌さんは人生で11回目の春運を迎えることになる。陸さんが2007年にカスタマーサービスを開始した頃は、春運前になると電話による問い合わせが急増した。陸さんは、「当時は航空券購入は電話による予約が中心だった。多くの人は春節から3ヶ月前に価格を問い合わせ、航空券を購入していた。一日で百回以上は電話を受け、毎日忙しかった」と語る。しかし、モバイルネットワークが発展すると、陸さんの業務に大きな変化が生じた。陸さんによると、現在は圧倒的多数の旅客が携程旅行網のアプリかウェブサイトで航空券を購入しており、電話を利用する人が減少している。また電子チケットの全面的な普及により、身分証明証さえ携帯していればそのまま搭乗できるようになったため、航空券を自宅まで届けることはなくなった。

◆キーワード:ペット連れの旅行

傅駿さんは2002年にホテルのサービス担当者になった。傅さんは、「私が就職した同年、旅行による年越しというブームが興り始めたばかりで、まだほんの少数の人しかこのような過ごし方をする人がいなかった。しかし国民所得の急増により、人々の年越し旅行が長距離化し、国内から海外に目が向けられるようになった。また海外のホテルの予約件数も激増し、特にタイやマレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国の人気が高い」とした。

興味深いことに、ペット連れで旅行する人が増えてきており、ペット連れの宿泊を受け入れるホテルが増えている。傅さんによると、ホテルの予約ページには「ペット連れOK」というタグが増えており、観光客は国内でペット連れで宿泊できるホテルを探しやすくなっているという。

「人民網日本語版」より

人民網日本語版

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