北京の定番料理「北京ダック」の名店をリストアップしちゃいます!

2020-06-27

北京料理の代表といったら、「北京ダック」になるでしょう。食欲をそそぐ金色に焼きあがった鴨肉、ぱりぱりの皮とジューシなお肉にさっぱりしているきゅうりやねぎ、ほのかに甘い味噌ダレにあわせ、薄く焼いた小麦粉の皮に巻いて、それぞれの素材が口の中にハーモニを奏でます。北京に来たら食べないには行かない料理ですから、そんな北京ダックの名店を紹介します。

▲全聚徳

全聚徳、「中華老字号」という政府認定の老舗の称号も勝ち取った、北京ダックの名店中の名店。1864年に創業し、150年以上の歴史を持つ老舗として、メイン料理の北京ダックを除き、ほかには400種類のメニューもあります。

そのすべての始まりはある目利きのいい商売人から始まります。清の時代に生まれた楊全仁は、全聚徳の創業者で、もともとは鶏や鴨を売る商売人でした。当時でも北京一の繁華街の「前門」で商売をやっていて、商売の才能があり売り上げはどんどん伸ばしていました。彼は毎日仕事に向かう途中、「徳聚全」という干し果物の店の前を通るですが、看板が立派な店だが、眼に見えるスピードで経営苦に陥ってしまいます。このチャンスを掴み、1864年、楊全仁は長年の貯金を使い、この店を買いました。

ようやく自分の店を手に入れたが、どんな名前をつけたらいいか悩む楊全仁は風水の先生を雇い、悩みを相談しました。店を二週回り、その先生は「ここは商売にとってすごくいい場所ですが、前の店は長続きしないことから、その厄払いが必要だ」といい、前の店の名前を逆にするというアドバイスを与えました。

名前を変えたら、楊全仁はそれを北京ダックの専門店と買え、本業を発揮し、鴨選びをしっかりして、腕のいい料理人に任せ、従来の作り方を改良し、脂っこくないが香ばしい北京ダックを作ることに成功しました。生まれて百日以下で、しかも体重は2.5キロ超えの鴨でしか使わないことも、いい味を出せるためのこだわりで、それが今に至り、本店を除き、ほかのところにも店を出し、北京ダックの代名詞ともなりました。

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■前门店

場所:北京市前门大街30号

営業時間: 11:00-13:30

                  16:30-20:00

■王府井店

場所:北京市王府井大街帅府園胡同9号

営業時間:11:00-21:00

■朝陽北路店

場所:北京市雅成一里19号ビル世豊国際ビル2階

営業時間: 11:00-14:00

                  17:00-21:00

公式サイト:http://www.quanjude.com.cn/firstPage/loginFirst.do

▲大董

1985年に創業の「北京大董焼鴨店」はそのおしゃれな環境と伝統的な北京ダックとは違う味わいで若い世代の間での支持が多いです。中国で北京ダックのことを「北京焼鴨」といい、つまり焼いた鴨を意味します。北京で北京ダックの店を探すときは店名のそこを目印に探してみてください。

ここ大董の北京ダックの特徴はその脂っこくないことにあります。従来の伝統的な作り方より脂分が少なく、スタイルに気になる方には大歓迎します。また、店のテーブルごとに一つの冊子が置いてあり、そこには昔からに伝わり、現代にアレンジしたさまざまな北京ダックの食べ方が記載されています。ただ食べるだけではなく、一種の文化として来店のお客さんに紹介します。

ここの北京ダック一つに付き、八種類のタレが付いており、鴨の部位によって違うタレを付けて食べるのはおすすめで、いつに来ても飽きは来ません。もう一つの特徴は料理の見た目にあります。北京ダックのほかには、さまざまな料理があり、料理に合わせる皿選びからこだわり、思わず写真を撮りたくなる品々がたくさん。

店には外国人が多く、だが決して観光客向けの店ではなく、どうやら味とサービスは外国の方に気に入り、口コミで広がりました。込んでいる時間帯では席はなかなか取れませんから、興味のある方は早めに行ったほうがいいです。

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■団結湖店

場所:北京市東三環長虹橋の東南方

営業時間: 11:00-22:00

■工人体育場店

場所:北京市工人体育場東路工人体育場東門の北側

営業時間:11:00-22:00

■王府井店

場所:北京市王府井大街301号東華金街ショッピングセンター6階

営業時間:11:00-22:00

公式サイト:http://www.dadongdadong.com/

▲四季民福

「四季民福」は北京ダックの専門店というイメージが強くなく、北京ダックをメイン料理として、ほかにもさまざまな北京グルメが楽しめます。また、ここはオーダーを受けてから作るという形で、北京ダックをじっくり焼きあがるまですこし待つ必要があり、そこは焦らずに待ちましょう。

また、合わせタレにはサンザシもあり、酸味の強い羊羹の形をしているサンザシは胃もたれも解消し、鴨肉を食べた後の口直しにもぴったりです。鴨の皮にはすこし砂糖を付け、力を入れる必要なく、口に入れたらもう溶けちゃって、皮に含まれている脂分と砂糖がマッチし、後味が絶妙にうまい。

香辛料の入った北京風焼肉も香ばしくて味が濃い。酢に漬けた落花生も鴨肉とよく合い、おつまみとしても◎。さらにうれしいのは北京の伝統お菓子も食べれて、店側がサービスのジューシな小さなみかんも甘くておいしい。北京ダックだけではなく、いろんな北京料理を試したい方にはこの店をおすすめします。

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■故宮店

場所:北京市東城区故宮東門南池子大街11号

営業時間:10:30-22:30

■前門大柵欄店店

場所:北京市前門ショッピングストリート18号

営業時間:10:30-22:30

▲全鸭季

北京の三里屯はおしゃれストリートとして、地元の人だけではなく、旅行客の間でもすごく有名だ。だから北京旅行の際、ここは絶対に抑えておきたい場所のひとつだ。こんな町だから各店舗の競争も激しく、ここで生き残った店は世間のお墨付きを貰っていると言っても過言ではない。今回はこの三里屯にある北京料理のお店を紹介しよう。

三里屯には「1949」というところがあって、その店はこの「1949」の中にある。「1949」はもともと古工場だったが、2008年の時に改造され、食事や遊びもできる会所になった。改造のとき、一箇所だけ1949年に立てられた建物をそのまま残ってから「1949」という名にした。

総合的な会所だから、レストラン、バー、ギャラリーなどが完備し、食事だけではなく、コミュニケーションの場にもなる。その中、北京ダックの専門店「全鸭季」を紹介する。見るには高い店だが、味に文句をつけるところはない。外国人の姿は多いが、気軽に入れる。メニューには北京ダックはもちろん、点心、たんたん面など、中国各地の名物料理も食べられる。

食事スペースはゆったりし、リラックスして食事を進める。値段は高いですが、間違いなくおいしい。落ち着いた雰囲気で、北京ダックとワインを一緒に楽しむのは最高な旅だろう。

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場所:北京東城区金宝街98号1949会所

営業時間:11:00-14:30

                 18:00-22:30

公式サイト:http://www.elite-concepts.com/zh-hk/49-3/

<文・孫錚>

北京旅游网翻译

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