中国社会を理解するための中国語・抢票

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【抢票】(qiǎng piào)

・チケットを(奪い合って)手に入れる.

「抢」は奪う、「票」はチケット、切符のこと。これを組合せて「抢票」として、人気のチケットや切符を奪い合って手に入れることを指します。

毎年、春節の前に、「抢票」と言う言葉をよく耳にします。最近では諸外国の方にもかなり知られるようになっていますが、中国には「春运」、つまり春節期間中の帰省・Uターン大移動にむけた交通機関の特別輸送体制があります。その第1歩が「抢票」、つまりまずは切符を奪い取ることから始まるのです。

昔は駅の切符売り場で長蛇の列を作って切符を買うのが、春節前のおなじみの風景でした。そのしばらく後には、近くの切符売り場やエージェントの窓口でも買えるようになりました。希望する期日や時間、寝台車なら上か中か下かなど具体的な希望を出して、そうした窓口で買うようにもなりましたが、春節などの時期には、第一希望が叶わない場合もあります。そのため、第2希望、第3希望などを事前に出しておいたりするわけですが、手に入るかどうかぎりぎりまでわからないという、非常につらい時間を過ごした記憶をお持ちの方もまだいらっしゃるのではないでしょうか。

それと比べると、インターネットが普及して以降は、鉄道会社の公式ウェブサイト「12306」や各旅行サイトを通じて買えるようになりましたから、切符売り場まで行かなくてもよくなり、かなり楽になりました。しかし、これは「抢票」の舞台がネットに移っただけで、欲しい切符が手に入るかどうかの確率はあまり変わりませんでした。「勝負」の要素にネットのスピードやパソコンの処理スピードが加わっただけというのが現実かも知れません。その時からでしたか、「神器(秘密兵器)」と呼ばれるソフトウェアも生まれました。それを使うとネットやパソコンの処理スピードが加速されて、獲得率が高くなるといわれましたが、利用者が増えたら結局は同じことの繰り返しで、根本的な解決には至りませんでした。

さて、今では、スマホのアプリを使ってチケットを買うようになっています。良く使われるのは、鉄道会社の公式アプリ「12306」。ほかにも「火车票达人」、「铁友火车票」、「路路通」、「抢票神器」、「8684火车」などさまざまなアプリがあります。

今年の「春运」の「抢票」では、開始1時間以内に59億3000万クリックあったと言います。これは秒平均164万8000クリックという驚くべき数字です。特に、「高鉄」は1月の17日に春節期間中の切符を売り始めましたが、スタートして3分以内に3万枚近くの切符を売ったそうです。これだけの通信量ですから、公式サイトの負荷も軽々超えてしまい、30分ほどダウン状態が続いたと言われます。

ちなみに、ネットでの購入に成功した場合、身分証明書を持って駅にある専用のチケットプリンターでの引き取りが必要になります。これは飛行機と同じような感覚です。


「中国国際放送局」より

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