漢詩勉強、陳与義・「牡丹」

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作者、陳与義は北宋の詩人。河南省洛陽の人。北宋から南宋へ移る時代を生き、北宋の最後の都市に左遷され、金の軍が侵入する戦乱に巻き込まれました。北宋が陥落した後、南へと5年ほど放浪します。その後、南宋政権に招かれ役人になり初代皇帝の高宗を支えました。この詩は、金によって北宋が滅ばされてから10年後に作られたようです。タイトルの「牡丹」は、作者の故郷、洛陽の代名詞ともいえる花で、サブタイトルを着けるなら「牡丹~故郷の花を思う」と言ったところでしょうか。胡塵は異民族の兵馬がやってきた時に巻き起こる塵や埃ですが、ここでは金の軍のことです。伊洛は、伊水と洛水の2つの川のことでいずれも洛陽のあたりを流れています。ここでは洛陽の代名詞です。路漫漫は、その故郷洛陽への道がまだ時間がかかることを言っています。青墩は今いる浙江省の地名。竜鍾は、年老いたさまで自分のことを言っていますが、陳与義はこの時まだ45歳くらいです。東風は春風のこと。作者は春風の中に故郷の牡丹の花を思い出したようです。日本なら春風といえば「東風吹かば匂い起こせよ梅の花」となりますが、国が違えば春風に思う花も違うのですね。


「中国国際放送局」より

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