美しい彫刻に目を奪う、居庸関・雲台

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「雲台」は北京・居庸関観光の見逃せないスポットだと言えます。居庸関南関の城楼の北側に立ち、遠くから見るとまるで雲の中にあるという故で、明代に「雲台石閣」というふうに名づけられました。雲台は漢白玉石で築き上げられたチベット仏教の建築物で、紀元1342年に元順帝の命令によって建てられました。

卓越した彫刻の技術と一風変わったデザイン、精緻で美しい模様を備えた雲台は元時代の大型石彫り芸術の逸品であり、元代建築芸術の代表作でもあります。その歴史や宗教、建築、彫刻、文字などの面における極めて高い研究と鑑賞の価値により、1961年に国務院に全国第一陣の重点保護文化財に認定されました。



チベット仏教の建物である雲台は仏教を広げ、皇室を謳歌するため築かれたものです。建築完了当時の構造は上は三棟のラマ風の石塔で、中間部は石製の手すりと数珠型の石の彫刻の模様で、下は当時「過街塔」と呼ばれる門洞のある石の台地です。元代末期に上の石塔は壊滅されてしまい、その後、漢民族の庶民は過街塔の上に仏像を祭る閣を建て、「石上閣」の名をつけ、過街塔を「白雲台」と呼ぶようになりました。紀元1702年、閣は火事に遭われ、なくなってしまい、台座の雲台しか残りませんでした。その「雲台」の名づけはそのまま伝わってきました。

雲台の下部の洞窟の中の地面は120枚の巨大な石で敷かれたものです。この古風の道を歩くと、当時通行人や馬車などが関内外をひっきりなしに行き来する賑やかさはきっと感じられるのでしょう。当時、通行人や馬車が街路を跨がった雲台のトンネルを通りながら仏教の洗礼を受けます。そのため、地面の石はもうつるつるに磨かれ、路面に車道の跡が四本はっきり見えるのも当時四方八方からの馬車の車輪によるものです。車道の溝の間の距離は1.25メートルで、溝の幅は0.14メートル、深さは0.35メートです。居庸関は軍事要塞であるとともに、何よりも南北を往来する漢民族と少数民族との絆でもあります。ここで立つと、当時関内のシルクや陶磁器、お茶などが関外に運送され、同時に関外の毛皮製品や果物などが関内に運送される場面、そして、古道を行き来する僧侶や兵士、商人、文人、庶民などの姿が想像られ、それによって、過去に戻ったような不思議な感じが持たれるのでしょう。


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