国際博物館の日に、北京の博物館を回ろう~

2020-06-26

五月十八日は国際博物館の日。この日を機に、北京にあるさまざまな博物館から、ベタな大型博物館から、まったくガイドブックに載っていない博物館まで、いくつかピックアップして皆さんに紹介しましょう。

「紫檀」の専門博物館で見る古代建築の魅力

「中国紫檀博物館」は、紫檀アートを収蔵・研究・展示し、また中国伝統的な古典調度品を鑑賞する専門博物館で、中国博物館業界の一つの空白を埋めたといっても過言ではありません。中国紫檀博物館本体についても、頗る完璧且つ雄大な工芸品と言えます。25000平方メートルの敷地面積を有するこの博物館は、勢いよく聳えながら細部が巧を凝らし、昔の宮廷風を現しながら現代的デザインにも乏しくない。

正門だけは400立方メートル以上の木材を使用し、且つすべてが木造。門を支える四つの柱は高さ8メートル、幅0.6メートルで、規模とはいい、材質とはいい、北京の古風建築物ではめったにありません。五階の本館は煉瓦磨きの目地技術を採用して、隙間がないように仕上げました。1000平方メートル以上の博物館前の広場では、大きな青煉瓦を敷設してから桐油を敷くという皇族しか使わない「海漫斗板地面」を採用しました。

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住所:北京市朝陽区建国路23番

万里の長城のすごさが分かる博物館

世界的でも有名な万里の長城をテーマとする「中国長城博物館」をご紹介したいです。古風の烽火台を真似て、八達嶺長城を背後に建てられた中国長城博物館は、万里の長城をテーマにし、その歴史と現状の文化的意味を全面的に反映し、1994年に一般公開されました。

建物は万里の長城の形をしており、万里の長城と相まって、雄大で壮観です。博物館中の展示ラインはデザインがユニークで、高さの異なり美しいトンネルがあり、続く起伏に富んだ万里の長城にいるように、険要地、敵側の烽火台などが至るところで見えます。この展覧会では、万里の長城の沿線地域から発掘された出土品の粋を集め、詳細な歴史文献、写真、モデルも備え、中華民族の象徴及び世界最も重要な文化財である万里の長城の姿を詳しく表しています。

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住所:北京市延慶区八達嶺観光スポット内

中国初のプライベート博物館

北京郊外にある「観復博物館」は中国初のプライベート博物館で、有名なコレクター馬未都さんが立ち上げました。1996年10月30日に正式に政府の許可を得て、1997年1月18日に一般オープンを開始しました。上海やアモイにも展示館を設置し、総敷地面積は8ムー、北京館内には磁器館、家具館、工芸館、油絵館、門窓館と五つの展示館を設置されています。

観復博物館は人と歴史のコミュニケーションを大事にし、伝統文化に秘めている親近感を参観者の皆さんに伝えることを重んじています。繁華街から離れ、初めて行った人は周りの寂びた風景に戸惑いを覚えるかもしれませんが、建物の中に入ったらはその考えを一変され、外観も内装もよく計算され、拘っています。

また、遊び心満載で、博物館の敷地内には猫舎が二つあり、馬未都さんが飼っている猫たちがそこに暮らしています。たまにあくびをする猫たちも遭遇し、人馴れで観光客と一緒に写真を撮ったりします。学識も品も評判の馬さんが選んだ展示品とかわいい猫たちがいるこの観復博物館に興味のある方は北京に来た際、ぜひ一度行ってみてください。

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住所:北京市朝陽区大山子張万坟金南路18号

ここで中国アートの魅力に浸ってみましょう

「中国美術館」は中国近現代から今までの芸術者の作品に対する収蔵・研究・展示を重点とする国家級の博物館であり、1958年に着工され、今は文化シンボル建築ともなりました。本館は古風なデザインで、黄色の琉璃瓦屋根と周囲の廊下・東屋を加えて、いかにも中国風な建築ということを示しています。

本館の建築面積が18000平方メートル以上で、一階から五階には合わせて十七の展覧ホールがあり、展覧総面積が8300平方メートルに達した。さらに1995年に、面積4100平方メートルの現代化蔵品庫が新たに建設された。同館成立以降、影響深いさまざまな美術展覧会を数千回も開催して、毎年の来客が延べ百万人以上。中国の国際芸術交流に役立つ重要なプラットフォームの一つです。

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住所:北京市東城区五四大街1番

映画の歴史の変遷が分かる体験型の博物館

現在、世界最大級の国家級映画分野専門博物館とした「中国電影博物館」は、中国映画の誕生100周年を記念するために創建されました。百年の歴史を歩んだ中国映画の変遷を展示し、映画テクノロジー、映画文化、或いは学術交流と研究を行うコミュニケーションの場でもあります。

この博物館の敷地面積は52ムー、床面積はほぼ38000平方メートル、展覧ラインの長さは2970メートル、関係映画は1500本余り、写真は4300枚余り。また、映画関係者450人のプロフィルも展示されています。展示中の作品は、中国の映画業界の専門家・学者が数多くの優れた作品から選び出し、中国映画のこれまでの歩みが一目瞭然。興味のある方はぜひ行って見て下さい。

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住所:北京市朝陽区南影路9番

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