今年の国際児童デー、北京でチャリティ絵画展を開催

2018-05-26

今年の国際児童デーの期間、ちょっと特別なチャリティ絵画展「子供たちが見た世界」が北京市で開催されます。その「特別」な点は、チャリティというコンセプトだけではありません。絵画の作者たちがとても「特別」な子供たちなのです。

中国では、毎年多くの子供たちが悪性腫瘍の診断を受けています。幸いなことに、白血病のような血液疾患については、児童の治癒率が現在80%に達しています。

こうした子供たちは、数年間にわたる治療の過程で、大人ですら堪えがたいほどのつらさを伴う化学療法を経験するだけでなく、検査などの都合で学校に通うこともできず、同年代の友達とコミュニケーションが取れなくなり、子供時代の楽しみを失っています。しかし、子供たちの心の中には、私たちと同じく美しい世界があり、絵画を通してその世界を私たちに見せることができます。

そんな彼らこそが、今回の絵画展の主人公たちです。彼ら「作家」の面々は、そのすべてが血液腫瘍病をかかえる、まだ治療中あるいは寛解の過程にある18名の子供たちです。

出展予定の80点の作品は、スタイルも様々です。色合いも、タッチも、全く違う表情があります。そして、その一枚一枚には、暖かく愛おしいストーリが描き出されています。

「子供たちが見た世界」チャリティ絵画展は、5月29日から北京市の亮馬橋外交アパートにある「弘石画廊」で開催され、6月3日は同じテーマのオークションも開催されます。今回のイベントの売り上げは、すべて「北京新陽光慈善財団児童治療専用募金」に手渡され、血液癌の児童のリハビリに使用されるとのことです。

「中国国際放送局」より

中国国際放送局

モデルコース
人気おすすめ