北京周辺の歴史ある古い村落で日帰り旅行をしよう~

2020-06-26

北京の周辺には、歴史が長く、また昔からきれいな状態で保存されてきた民居や建物があるため、ちょっと賑やかな街から離れ、自然と触れ合いたいときにぴったりな村がいくつあります。そこで、今回はその中からいくつかをピックアップして皆さんに紹介しましょう。

霊水村

「霊水村」は遼・金の時代に形成し、今や千年近くの歴史がある村です。明・清科挙制度が流行して以来、村で資格と官職を得た人が次々と現れました。また、かつてこの村に多くの「挙人(明と清の時代は科挙の試験において郷試に合格した人を指します)」が現れたため、地元の人に「挙人村」と呼ばれるようにました。

「霊水村古民居」は明・清時代、中国北方の農村民居建築の代表的なものであり、現在には明の民居が20軒ほど、清の民居が100軒ほどよく保存されています。ほかには、村の周辺は自然風景が美しいだけではなく、遺跡も多く残されています。そのうち「東岭石人」、「西山蓮花」、「挙人宅院」と「寺廟遺跡」などの観光スポットをあわせて、古くから「霊水八景」と呼ばれています。

住所:北京市門頭沟区斎堂鎮軍响郷霊水村

水峪村

「水峪村」は明と清の時代に山に寄り添って建てられ、建物は独特な北方の山村四合院民居スタイルです。特に貴重なのは、村には今も600室、100軒以上の明・清時代の四合院民居が村の東側の緩やかな坂に残っており、比較的完全に保存されていることだと思われます。

円形の水峪村はアルファベットの「S」のごとく曲がりくねった青石古道に跨られて、南北方向で山に寄り添って建てられており、独特な建築スタイルを形成しています。そして、その中で代表的な建物だと言うと、「楊家大院」などが挙げられます。ほかには、水峪村は128あまりの「石臼(古代で穀物をひき砕くまた皮除きのために石と木などの材料で作った器具)」もあるから、上海大世界ギネスより「石臼コレクション世界一」と認定されました。その中における最も古い石臼は清・道光年代のものだが、今も人々に使われています。

住所:北京市房山区南窖郷

爨底下村

「爨底下村」は北京周辺の西部の門頭溝区・斎堂鎭に位置し、400年あまりの歴史を持つ村です。明・清時代の「四合院民居」が集中して、また比較的によく保存されている村で、今の爨底下村では明と清の時代の四合院が600室、70軒以上も残されています。

爨底下村の四合院は内側に向けて開き、外は密閉され、部屋の区切りがしっかりしており、明確な中軸線があるほか、部屋はいずれも厳密なレベルで分けられます。なお、自然環境に影響されているため、爨底下村の四合院は小さく、地形によって変化することもあり、庭の形もバラバラで、地元の材料をそのまま建物に取り込んでいるなどの特徴があり、独特な魅力がある場所です。

住所:北京市門頭沟区斎堂爨底下村

桑峪村

「桑峪村」は山谷の中に位置し、700年以上の歴史がもある村です。昔は「三偶村」と呼ばれ、それは村の中には三本の渓谷がつながり、最後は一つの河になるということです。また明の後期になると、桑の木が生え茂っており、村を囲んでいることからだんだんと「桑峪村」と呼ばれるようになりました。

桑峪村における大小二つの「過街楼」という建物とよく保存されている横町から、当時桑峪村の構造が見られ、あの頃の輝かしい歴史も窺えます。また、北京の西部で有名なカトリック教会もこの桑峪村にあります。興味のある方は一度行って見て下さい。

住所:北京市京西門頭沟区斎堂鎮桑峪村

韮園村

「韮園村」は「韮園村」、「東落坡村」、「西落坡村」と「橋耳澗村」の四つの村によって構成されている古村落です。ここは京西古道の「王平古道」を出入りする一つ目の古い村落であり、千年近くの歴史を持っています。言い伝えによると、ここ住んでいた人はかつて野菜を栽培して生計を立ち、中でも韮が有名なため、「韮園」と名付けられました。

また現在村の遺跡も多く、「古民居」、「古い廟」、「旧望楼」などの人文風景もここの歴史を物語っています。そのうち、ほとんどの古民居は状態がきれいな三合院、四合院で、山に沿って建てられ、巧みに配置されているから、木の影に隠れ、古色蒼然な雰囲気で人々を魅了します。

住所:北京市門頭沟区王平鎮九龍山北の麓

北京旅游网翻译

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