中国詩勉強、銭起・「與趙莒茶宴」

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作者、銭起は中唐の詩人。現在の浙江省の人。29歳で進士になります。唐の大暦年間に詩壇の中心を占めていた詩人グループである大暦十才子(たいれきのじゅっさいし)の一人で、自然の景色を詩にするのに長けていました。また、当時はお茶文化が貴族から庶民まで行き渡り、お酒の代わりにお茶での宴会、茶宴も開かれていました。タイトルの「趙莒(きょ)の茶宴にて」は、趙莒(きょ)と言う人を招いた茶宴のという意味です。冒頭に竹下、と言っていますから茶宴の場所が竹林の中だったことが解ります。紫茶は、当時皇帝への献上茶だったお茶の名前です。「言葉を忘れる」と言うよりも、「言葉は要らない」と言ったほうが、雰囲気が伝わるでしょうか。全勝は全ての美しい景色。「勝」は名勝旧跡の「勝」です。「羽客」は、羽のあるお客、これは空を飛べる仙人のことでしょう。蝉しぐれではなく、1本の樹の蝉ですから却って涼し気な感じです。茶宴をやっている竹林に斜めに一筋の影、つまり一筋の陽が差し込みます。私は、お茶で宴会を楽しんでいるうちに、夕日の西日が差し込んで来た。日も傾いて来たから、散会にしようということなんだと理解しました。暑い日、夕方まで竹林でお茶を楽しみ、涼しくなってから解散。風流な納涼会に思えて羨ましく感じました。


「中国国際放送局」より

中国国際放送局

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