寒気が増す節気・寒露の風習を見てみよう

2020-06-25

寒露の節気が来ると、中国の北の方の気候が乾燥になってきますが、中国の南方では秋雨が降り続きかつ寒くて湿っぽいです。ですから、こういった多きな天気の差があってからこそ、中国各地では寒露という節気を過ごす習慣も異なります。

紅葉狩り

寒露の時、香山の紅葉を見に行くことはもう北京市民にとってのしきたりと秋の風物詩となってきます。秋風が爽やかで、黄金色の中に紅葉が隠れます。寒露後の連続降温で北京城のもみじが赤く染められました。黄金色の秋の香山では山々が尽きるほど染められ、見る限り山いっぱいの紅葉が燃える朝焼けのようで、まるで絵のようにきれいです。

胡麻を食べる

寒露の節気が来ると、天気が涼しいからだんだん寒くなります。中国の漢方では「春夏では陽を養って、秋冬では陰を養う」という四季の養生理論があり、この時には人々が陰を養って乾燥を予防し、肺を潤し胃を温まるのがいいと言われています。それで、「寒露で胡麻を食べる」ことは民間の風習になりました。北京で胡麻と関係ある食べ物といえば、胡麻菓子、胡麻緑豆餅、胡麻焼き餅は寒露前後のヒット商品となります。

梨を食べる

寒露の時、梨は果物市場にたくさん出てきて、寒露の節気に一番旬の果物です。梨は肺を潤し咳を止め、熱、火を下げる効果があります。また、梨は甘くて美味しいので、生の梨を食べるほか、汁を搾り、梨を煮て或いは梨ジャムを作ることを通じて、肺を潤し咳を止める治療効果が比較的にいいです。

凍害を予防しよう

寒露に近づき、気温がさらに低くなり、白い露はだんだん白い霜に凝結されます。寒露前後、畑にある作物は寒い風に襲われる恐れがあるため、農家は作物の凍害を予め予防します。

秋釣り

この時の日光は夏より激しくなく、深い水のエリアが曝されにくいので、すべての魚や蟹がさらに暖かな浅い水のエリアに移り、それは釣りのいいチャンスです。

山登り

この時、一部分の地域で霜氷が現れます。北方はもう紅葉が見られ、たまに朝には霜も見られる秋に入り、南の方も蝉の声をだんだん聞こえなくなり、蓮の花も散り、秋が濃くなってきます。こんなときこそ山を登り、美しい景色を観賞するにはぴったりです。

菊花酒を飲む

寒露は重陽節に近く、この時菊の花がいっぱい咲いて、燥熱を下げるために一部分の地域に「菊花酒を飲む」という風習があります。菊花酒は菊花、もち米、麹で作られ、昔から「長寿酒」と呼ばれます。こういう風習が山登りと一緒に益々重陽節で過ごされるようになりました。

北京旅游网翻译

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