2022年の北京冬季五輪会場が竣工に向け大きく前進

2018-12-12

わずか1年余りで、北京市の中関村南大街の首都スケート館の隣には、新たな氷上スポーツのランドマークが立ち上げられた。この別名「氷壇」と呼ばれる2022年冬季五輪のウィンタースポーツ管理センター総合訓練館の主体工事が先日、正式に完了した。「氷壇」にはアイスリンク2面が設けられており、その総面積は1800平方メートルに達する。そのうち1面は中国初となる五輪基準のカーリング用アイスリンク。計画によると、同プロジェクトは来年末には竣工し、引き渡しされる計画。北京日報が伝えた。

この会場がなぜ「氷壇」と呼ばれるのかという問いに対し、建設を請け負う中建二局第三建築工程有限公司プロジェクト部の責任者は、「同プロジェクトはその造形が美しく、上空から見るとカーリングのストーンの横断面のようなデザインとなっており、側面から見るとショートトラックのスケートの跡のように見える。この名称には実際には、ウインタースポーツの普及を促進し、関連種目の最高競技水準を育む『氷雪聖壇』という意味が込められている」と紹介した。

「氷壇」の設計デザインの作成には8年の月日を要し、16回にわたって修正された。うち地上部分には標準的なアイスリンク2面が設けられている。1階のアイスリンクは中国初の五輪基準カーリング用アイスリンクで、3階のアイスリンクは主にショートトラックスケートに用いられる。

また1−3階には体力トレーニングルーム、医療リハビリルーム、キッチン、カフェが設けられており、4−6階は主に選手寮となっている。

地下は設備のための部屋と駐車場。地下1階に特別に建設されることになっている首都スケート館とつながる通路は注目に値する。2つの会場は非常に近く、この通路はわずか8メートルの距離となっている。

「氷壇」は竣工後、2022年冬季五輪のカーリングやフィギュアスケート、ショートトラックスケート、アイスホッケーなど各種競技の訓練・試合・管理に使用される予定。

人民網日本語版

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