中国の元旦についてもっと知ろう~

2019-01-01

中国では、昔から伝わってきた太陽によって作られた暦と月の運行によって作られた暦をあわせた独特な暦があり、今は「旧暦」と呼ばれ、日常生活ではあまり使われなくなったが、大事な伝統的な祝日は依然としてこの旧暦によって決められます。また、中国では1912年から太陽暦が正式に採用され、毎年の1月1日は「元旦」とし、旧暦の1月1日は「春節」、または「旧正月」とされ、今現在に至ります。

「元旦」は日本のような大事な祝日ではない?

中国人の気持ち上、やはり元旦より旧正月のほうが大事な祝日としてのイメージが強い。また、その違いは休みの日数からも分かり、元旦の三連休に対し、旧正月では七連休が取れれ、多くの人は元旦より春節の休みを利用して帰省や旅行をします。

日本のように紅白を見て初詣をする新年の習慣と違い、中国では旧正月が過ぎたら本当に新年を迎えたという感じが強く、そのため元日の「新年感」はどちらかというと薄いです。

元旦の主な風習

「元」は始まりの意味を込め、「旦」は夜明けという意味があります。この二つの文字を合わせて「新しい一年」を意味します。元旦という休日はそれほど歴史がないため、そのほとんどの風習は旧正月から取ったものとなります。たとえば餃子を食べるとか、また北京っ子はサンザシで作られた飴菓子を食べるなど、旧正月とは大差がありません。

他には爆竹を鳴らすや祖先を祭るなどの儀式があり、家族や親切が集まりお酒を飲んだり、ご馳走を食べたりして、それほど歴史がある伝統的な祝日ではないけれども、みんなはそれぞれ楽しんでいます。

観光なら自分の好みに合わせよう~

旧正月では帰郷や一家団欒なイメージが強いため、多くの個人的な店は春節休みの時を一時休業し、大都市では一気に人が少なくなり、どこか寂びた雰囲気まで漂いますが、元日はかえってイベントやセールなどで賑わい、特に北京のような大都会ではとても賑やかで買い物や観光にも向いてます。

人が少なくなり、ゆっくりと観光名所をめぐりたい人は春節の時期に北京旅行を勧め、賑やかで大都会の雰囲気を味わいたい人なら元日のほうをおすすめします。

終わりに

いかがでしょうか、皆さん。元旦と旧正月の違いは理解していただけたでしょう。歴史の流れで呼び方や時間帯はすこし違うかもしれませんが、いずれも新年を象徴する大事で楽しい祝日なので、もしちょうど北京観光をす方がいたら、肌身でその雰囲気を感じてみましょう。

文・北京旅行網

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