北京の胡同の中の「一番」について知っておこう~

2019-01-18

今は北京観光の定番となる「胡同めぐり」ですが、北京の下町風情がたっぷりと体験できることでとても人気です。数多くある胡同の中でも、「一番」を代表するものがあり、今回はその「一番」を皆さんに紹介しましょう~

霊境胡同ーー一番広い胡同

北京の「霊境胡同(中国語表記:灵境胡同)」は一般人が知っている胡同とは違います。北京の西単に位置する東西方向の胡同で、東は府右街から始まり、西は有名な商店街である西単北大通りまで至り、棗林大院、西黄城根南街、東斜街、新建胡同、背陰胡同と交差し、数回の拡張工事により、一番広いところは幅32.18に達しています。

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住所:北京市西城区西単北大通りと霊境胡同の交差点(北京市西城区西单北大街与灵境胡同交口)

銭市胡同ーー一番狭い胡同

北京の大柵欄あたりにある「銭市(中国語表記:钱市)」という胡同は珠宝市街の西側に位置し、大柵欄エリアの近くにあります。胡同は全長55メートルですが、平均幅はわずか0.7メートルで、一番狭いところはわずか0.4メートルです。大人二人が胡同を通りあう場合は横にしてすれ違うしかありません。

この狭い胡同は南北方向に九組の建物があります。突き当りは日よけ付きで、離れがある住宅です。かつては清の官営の銀・銭の交易を行っていた「銭市」の跡地で、早期金融市場の原形となった場所です。

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住所:北京市西城区西直門地下鉄横の大銭市胡同1号(北京市西城区西直门地铁旁大钱市胡同1号)

東交民巷ーー一番長い胡同

北京の胡同と言えば灰色の壁と青いレンガの古びた民居というイメージが強いでしょう。しかし北京の一番長い胡同である「東交民巷」には規模が大きく、数が多い西洋建築群があり、近代中国の歴史でも深い影響を残しました。

東交民巷は北京市・東城区の中部に位置し、東は崇文門内大通りから始まり、西は天安門広場東側路に至り、全長約1.6キロメートル。西交民巷も加えれば全長3キロメートルもあります。

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住所:北京市東城区東交民巷(北京市东城区东交民巷)

一尺大通りーー一番短い胡同

「一尺大通り(中国語表記:一尺大街)」という胡同は北京の瑠璃廠・東街東口の東南側に位置し、桐梓胡同東口から櫻桃胡同北口に至ります。

大柵欄地区には114本の胡同が今でも明の末期から清の始めの胡同の雰囲気を保っており、大柵欄歴史文化街区には瑠璃廠東街と繋がっている楊梅竹斜街があり、その西側の部分はかつて「一尺大通り」と呼ばれていました。

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住所:北京市楊梅竹斜街の西段(北京市杨梅竹斜街西段)

文・北京旅行網

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