17両編成ロング版復興号が導入、16両編成と何が違うか

2019-02-15

今年の1月5日、全国鉄道は新運行図を実施し、時速350キロの17両編成ロング版「復興号」を京滬高速鉄道に導入した。同車両は北京南・上海虹橋間のG9/G16次で使用される。

1両増えた時速350キロの17両編成ロング版「復興号」はどのような利点があるか。技術的な難点は何か。

中車四方股フェン公司の主任設計士の張方濤氏は『科技日報』の記者に対し、「時速350キロの17両編成ロング版復興号は16両編成から単純に1両増えただけではなく、新型モデルで、多くの技術において難題を解決する必要があった」と述べた。

新型モデル「CR400AF-B」の資料によると、同車両は時速350キロ、全長439.9メートル、17両編成。収容人数は1283人で、16両編成より90人増加し、輸送能力は7.5%上昇し。長距離、大容量の輸送ニーズを満たす。

2011年6月30日の開通以降、京滬高速鉄道の乗客は増え続け、開通3周年で2億人を突破、2018年6月30日の開通7周年のときには8億2500万人に激増した。

中国鉄道総公司輸送部の担当者は、「列車追跡時間を短縮し、2017年9月21日に時速350キロの復興号を導入してから、乗客が大幅に増加したが、急増する乗客のニーズに対応するのが難しくなっていた。既存の車両ではピーク時のニーズを満たせなかった。京滬高速鉄道などの利用者が多い列車の輸送能力を引き上げるため、編成両数を増やすプランを研究し、乗客、ホーム、メンテナス施設などの条件を総合的に考慮し、時速350キロの17両編成の車両を開発した」と話した。

16両編成と比べて、17両編成は何が違うか。

張方濤氏によると、CR400AF-B型の時速350キロの17両編成車両は16両編成を土台に、運行速度、快適度、信頼性、安全性、省エネ、スマート化を引き継いでいる。17両編成になり、450メートルのホームを十分に生かし、高速列車商品のプラットフォームを豊富にした。

CR400AF-Bの開発において、数十項目の特別テストと研究性テストを実施し、牽引、制動、脱線係数、輪荷重遮断率などの安全指標は優れていることがわかった。安定、車内圧力変動、騒音などの快適度指標も高水準となった。

CR400AF-Bは多くの面を革新した。張方濤氏は、「編成両数の増加による課題を解決した。快適度などの動力学性能、車内外の騒音の影響、車両の空気動力学及び縦方向動力学、ロング版編成車両のネットワーク通信の信頼性、制動性能の整合などである。また、一連の措置を講じ、両数増加による性能低下リスクを解消し、車両の性能を保証した。蓄電池の容量を25%引き上げ、緊急時の電力供給能力を引き上げた」と述べた。

座席が7.5%増加しただけでなく、運営コストも大幅に削減された。新車両購入費、メンテナンス費、維持費を総合的に考慮すると、17両編成は16両編成と比べて技術経済性(1人あたり平均)が向上したという。

時速350キロの17両編成復興号の1人あたり平均新車購入費は低下した。16両編成とメンテナンス規定は同じで、人材と消耗材の配置比率は向上し、1人あたり平均のメンテナンス費は低下した。1人あたり平均エネルギー消費量は約2%低下、維持費も低下した。

中国網日本語版(チャイナネット)

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