北京で春を感じる、梅の名所へでかけよう

2019-03-12

三月に入り、いよいよ北京の観梅シーズンが到来!皆さんもひとあし早い春の訪れを感じにでかけましょう。それでは、北京の観梅スポットをピックアップして紹介しましょう。

頤和園・楽農軒

頤和園にある蝋梅は一般的な黄色ではなく、黄色の中に緑が少し混じっているようにも見えます。なぜこのような色になったのか、それは野生ではなく人工で育てられていたからです。普段ではなかなか見られない色合いで、その珍しいさに一見する価値があります。

また、近づいてみると、かすかな香りが鼻に染み渡り、頤和園という散策の味わい深いポイントで、その風雅な香りを楽しみながら北京の初春を体験しましょう。

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住所:北京市海淀区新建宮門路19号頤和園

大観園

北京の観梅スポットといえば、大観園は避けては通れないところでしょう。中国有名な古典小説『紅楼夢』に描かれた住宅を再現して作られたこの大観園は、その建物自体も見所の一つです。

大観園の西門の近くにある櫳翠庵は『紅楼夢』の出場人物の一人である妙玉の住まいだそうです。ここは園内にある唯一のお寺であり、咲き盛りの梅の花とお寺が相まって、また一風違った雰囲気が楽しめます。

北の家屋にある仏殿の西側には、「紅心蝋梅」という品種の梅がたくさん植えられていて、赤い花びらの中にすこし紫がにじみ出て、香りも一層深くなります。

ここで梅の花をゆっくりと観賞し、『紅楼夢』に描かれていたシーンを思い出しながら、春の訪れを感じましょう~

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住所:北京市西城区南菜園12南門

中山公園・恵芳園

北京で梅の花を観賞したいなら、わざわざ遠くまでに行かなくてもいいです。北京の中心ともいえる天安門の近くには、「中山公園」という公園で見れば十分に楽しめます。

公園の南門から入り、北西方向へ進むと「恵芳園」に辿りつきます。園内に入るや否や、かすかな香りが漂ってきて、くねくねしている枝の上に咲かせた小さな蝋梅はなんと愛おしいでしょう。黄色い花びらの中にかすかな紫の影も見えてきて、近距離で写真を撮る撮影愛好家なら、きっと自慢できる一枚が撮れるでしょう。

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住所:北京市東城区中華路4号

北京植物園・臥仏寺

北京植物園の南門から入り、まっすぐ進むと臥仏寺が見えてきます。ここの梅の花は北京で一番最初に咲くと言われ、毎年この時期になると多くの観光客がやってきます。歴史あるお寺の赤い壁と黄色い梅の花が相まって、きっときれいな一枚が撮れます。

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住所:北京市海淀区香山路北京植物園内

陶然亭公園

北京の陶然亭公園は市内ではなかなか見られないタイプの公園であり、伝統とモダンがうまく融合され、北京がいる北の地域の風景ではなく、どこか南のほうの柔らかい雰囲気が漂います。

おすすめの観梅スポットは公園内の中央島慈悲庵の南側や、華夏名亭園の東門内、酔翁亭の周りなどです。北京でも素晴らしい江南風景が見られる珍しい公園なので、ぜひゆっくりと回って充実した一日を過ごしてみてください。

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住所:北京市西城区太平街19号

月壇公園

北京市の西城区にある「月壇公園」は、明・清の時代に皇帝が月の神様を祭る場所でした。ここは北京の有名な「五壇八廟」の一つでもあり、南園と北園に分かれます。

南園の西南部にある爽心亭、咏月碑廊、静月軒の近くには梅の名木があり、開花時に入ったら、中国の伝統的な建物と数本の梅の木が絵のごとくきれいです。ぜひ昔の名所とともに美しい梅の花も見てみましょう~

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住所:北京市西城区月壇北街甲6号

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冬の寂びた風景が消え、だんだん温かくなる北京は気持ちよい春を迎えてきました。梅林も梅園、または数本しかある梅の名木が春を象徴する風景を作り上げます。白から紅色、または黄色までのグラデーションの美しさを、ぜひご自分の目で見ていただきたいです。

文・北京旅行網

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