北京特有の魚料理!濃厚な味で食欲全開の「魚頭泡餅」

2019-03-21

刺身や焼き魚など、日本ではいろいろな魚の食べ方がありますが、今回は北京特有の魚料理を紹介しましょう。それは「魚頭泡餅」という、濃い味目の魚の煮込み料理です。

料理の名前を詳しく説明すると、まず「魚頭」はまさに字面通り、魚の頭という意味です。「泡」とは動詞で、浸かると訳せば分かりやすいと思います。「餅」は日本でよく食べる白い餅ではなく、どちらかというとすこし柔らかい「ナン」と想像して、まあ大体そんな感じです。

食べ方は魚の頭を使って作った煮汁に、「餅」を中に漬けてから食べるというすごくシンプルなものです。だが、その煮汁にこそ人気の秘密が隠されていて、実は魚だけではなく、さまざまな中華風な香辛料が入っていて、皆さんお馴染みの豆板醤やパクチー、コショウなどのほかには、八角や山椒などもたくさん入っています。

そのせいか、出来上がった料理の見た目はすこし気持ち悪い「暗黒料理」みたいですが、一口食べると絶対虜になります。スパイシーな煮汁には一口サイズの中華餅を入れて、よく染み込んでから食べるともうたまりません!濃厚な汁にプリップリな魚、中国の白酒との相性は抜群!

塩味の濃い料理なので、お酒が苦手な方は「サンザシジュース」や「サンザシのお茶」を飲みながら食べたほうがいいと思います。ほとんどの魚頭泡餅の専門店にはこういうサンザシのドリンクがあり、自家製のものもあり、風味豊でぜひ飲み比べてみてください。

いろいろ紹介してきましたが、肝心な人気店ももちろん忘れていません。北京の老舗チェーン店「旺順閣」が一番おすすめです。北京の多くのデパートには店を構えるこの「旺順閣」は地元北京のグルメ通も大好き!北京で魚頭泡餅のおすすめレストランは?と地元の人に聞くとこのレストランをあげる人がほとんどでしょう。

超人気店ですが、値段はなかなかリーズナブルで、一人当たり100元ぐらいでお腹いっぱいになれます。また魚頭泡餅だけではなく、北京風のきのこの天ぷらや伝統スイーツ、北京風ヨーグルトなど、たくさん食べても予算オーバーの心配はありません。

いかがでしょうか。今回は北京の人気魚料理を紹介しましたが、北京観光を検討中の皆さんはぜひ行って食べてみてください。

<INFO>

住所:【大望路店】北京市建国路88号

  【王府井店】王府井大街301号七階

文・北京旅行網

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