北京の歴史ある伝統的なスイーツ「驢打滾」&「豌豆黄」

2019-04-02

北京グルメといったら「北京ダック」とすぐにでも思いつく人が多いでしょう。実は定番の北京ダックだけではなく、さまざまなご当地グルメもあります。また、昔の宮廷料理から庶民の味となるグルメも少なくなく、北京の歴史が味わえるグルメを食べて旅をもっと楽しみましょう。

驢打滾

「驢打滾(中国語表記:驴打滚)」はもちもちする食感が楽しめる北京のスイーツです。「黄米」で作った生地に餡を入れ、丸めてバームクーヘンのように何層も重なったら出来上がりです。食べる時はきな粉を塗してから食べます。その動作はまるで「ロバ(驢)」が地面で「転がる(打滾)」様子なので、「驢打滾」と呼ばれるようになりました。

驢打滾の材料は黄米の粉、黄豆の粉、砂糖、ごま油、金木犀、青紅絲(主に陳皮、にんじん、パパイヤ)などがあり、出来上がった驢打滾はもちもちしていて、日本の大福と似ていますが、もっと柔らかい食感で、老若男女問わず、たくさんの北京っ子に愛されている伝統的スイーツです。

豌豆黄

「豌豆黄」は清の宮廷シェフが民間のスイーツを改良したものです。エンドウ豆を蒸してから潰し、それに砂糖、金木犀を加わり、冷やしたら三、四センチに小さく切ってハチミツを塗ったら完成です。

見た目も味わいも上品な宮廷スイーツで、一口食べるとすぐなくなり、その繊細な食感は昔の皇室に愛されていました。今は北京を代表するスイーツとして、北京料理の店や北京ダックの店でも簡単に注文できます。

おすすめの店:老舗「稲香村」のお土産セットやスーパーなどで購入可能。または北京料理の店でも注文できます。

文・北京旅行網

モデルコース
人気おすすめ