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北京で春に向かう列車(前編)

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4月の北京は百花繚乱です。この美しい季節に、皆さんとともに春に向かう列車に乗って、花の海の中で春の魅力を楽しみましょう。



お寺に咲き誇るモクレン

列車が出発しました。最初の駅は大覚寺です。

大覚寺は北京市北西部の陽台山の麓にある有名なお寺です。900年の歴史を持つ大覚寺は、モクレンの花や清らかな泉で知られ、特に、四宜堂に植えられたモクレンの木の高さは15メートル以上もあり、樹齢は300年に及びます。毎年、清明節の頃に咲き始め、拳のような大きさの花を木全体に咲かせて、純白の大輪の花が品のよい香りを放ちます。そんなモクレンは、花の姿も香りもいずれも北京の一番だと言えます。今、春に大覚寺のモクレンを観賞することは、有名作家たちの風流な趣味となっています。

有名な文学者である季羨林は、1999年に発表したエッセー「大覚寺」で、春のモクレンの姿を描きました。「あの『モクレンの王』はたいへん勢いよく伸びていて、木全体を覆うほど花が咲き、大木の幹も枝も見えなくなるほど、純白の花しか見えない。木全体がまるで一輪の巨大な白い花のようだ」と書いています。

大覚寺のモクレンがこれほど人気あるのは、この古い木自体が美しいからだけでなく、お寺の中にさらさらと流れる清らかな泉、古い鐘の音、周りの青い山々とも関わりがあるようです。これらのすべてが、大覚寺のモクレンをより清らかで美しく見せてくれるのでしょう。

天壇の杏の花影

春に向かう列車、次の駅は天壇公園です。

天壇公園は明、清の両代の皇帝が天の神を祭り、五穀豊穣を祈った場所で、園内の北西部には1万平方メートルにわたって杏の木が植えられています。これは清の時代に植えられたもので、毎年、開花の時期にはピンク色の花が一面に咲き誇り、遠くから眺めると、杏の林がまるで薄紅色の霞に包まれるようです。

杏の花は春になると真っ先に咲き、春の使者と讃えられます。小さいですが、その姿はとても美しいです。春先、つぼみを膨らませて今にも咲こうとしている時、赤いつぼみが色鮮やかで、非常に人目に付きます。つぼみがほころんだ後、花の色は淡い紅色になり、花が散ると真っ白になります。

中国では、杏の花は美人の例えに使い、例えば、美人の目はいつも「杏仁目(杏の種)」と言われます。宋の詩人、葉紹翁の七言絶句に「春色滿園關不住, 一枝紅杏出牆來(春の気配が庭いっぱいに閉じこめられ、赤いアンズが1本、垣の外に出る)」という一節があり、杏の花が例える乙女のはにかみをうまく表現しています。



お堀に咲くカイドウ

春に向かう列車、今日の最後の駅は元朝時代の遺跡公園です。

元の都の遺跡公園は、北京西部の元の時代に残る城壁と堀に沿って建てられた公園で、毎年四月の初めに、公園の中に植えられた28種類、5000株の海棠が開花し、淡いピンクの花を次つぎと咲かせます。枝に咲く花も水面に映る花も見る人をうっとりとさせ、まるで絵巻の中に入り込んだようです。しかし、海棠の開花期は短いもので、「春は美しいけど、ちょっと気を緩めると過ぎ去ってしまう」と言った気分にさせられます。

中国国際放送局

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