芸術性が高い!北京の歴史ある工芸品をお土産に

2019-04-16

北京観光中、有名な観光スポットを回り、ご当地グルメを食べ、いろいろと楽しいことがある中、記念として北京らしいお土産を買うのも忘れないでください。そこで今回は北京にある芸術性が高い、歴史ある伝統工芸品をご紹介します。

景泰藍

「七宝焼き」、または「琺瑯びき」とも呼ばれ、中国有名な伝統工芸品の一つです。その製造の歴史は中国の元代までさかのぼり、明朝の景泰の頃に盛んに作られるようになりました。出来上がった七宝焼きの釉薬の色は主に青色なので、「景泰藍」とも俗称されます。

景泰藍の製造技術は非常に複雑で、すべてが手作りによって仕上がります。まず銅製の型を作り、その表面に柔らかい銅線を溶接して模様を作り、次に釉薬を塗ってから焼き、磨きなどの工程など、時間と匠の経験の両方が不可欠です。

おすすめの購入スポット:北京景泰藍廠

京繍

「京繍」、または「宮繍」とも呼ばれ、中国の漢民族の伝統刺繍工芸で、今は北京を代表する刺繍作品の総称ともなっています。

明・清の時代から盛んとなり、宮廷で使う服飾に多用し、優良な生地、繊細な縫い取り、風雅な色合いが人気となり、昔の皇室に愛されていました。

今はこの伝統工芸を使って作った服やハンカチ、扇子などもあり、ザ・北京というお土産を買いたい方にはぜひこれをチェックしてみてください。

おすすめの購入スポット:人気観光スポットの南鑼鼓巷にある京繍の店

北京彫漆

「彫漆(ちょうしつ)」は歴史のある中国の伝統工芸技術の一つです。唐の時代に生まれ、宋・元の時代に発展し、明・清の時代に盛んになりました。

一般的な漆器の作り方と言えば、漆胎に漆を塗ってから、または漆器にパターンを彫刻してから漆を塗るのですが、北京彫漆はそれと違い、彫刻をもっと重視し、漆胎に何十層から何百層の漆を塗り、その上ナイフでさまざまな模様を作るという。そのため、この技術を使って作った漆器を「北京彫漆」と言います。

北京彫漆は防湿や耐熱などの特徴もあり、よく家具として使われ、長持ちのため昔から人気があります。今ではこの技術で作った工芸品や置物なども人気で、北京らしいお土産を買いたいなら必見でしょう。

おすすめの購入スポット:王府井工芸美術服務部

北京の人気観光スポットのお土産店でもこれらの工芸品が買えますが、北京のほとんどの伝統工芸品が見られる「京城百工坊」というスポットもおすすめです。

ここでは販売用の店だけではなく、職人たちの作業場もあり、お土産を買わなくてもいろいろと学ぶことができます。

<INFO>

住所:北京市東城区光明路乙12号

文・北京旅行網

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