元宮廷料理人たちが北京・北海公園で開いた店「仿膳」

2019-04-24

1925年、元宮廷料理人たちが北海公園の北岸で茶店を開き、名を仿膳とした。その意味は、宮廷での調理方法にならって料理を作るということである。主に清の宮廷で供された軽食やお菓子、料理を出した。

1956年、仿膳茶社は仿膳飯庄と改名した。現存する仿膳飯庄の建物の様子は、時代がかっていて趣がある。建築面積は2200㎡で、11の大部屋があり、同時に400人の客を収容できる。北京初の宮廷料理レストランである。

仿膳飯荘には、特級調理師、デザート調理師、サービス係、宴会係などがいる。ここでは800種類以上の宮廷料理を味わえる。

仿膳で最も特色があるのは、満漢全席だといえるだろう。完璧な満漢全席では、134種の料理、48種のオードブルとデザート、果物が出される。それを4回から6回に分けて食べ切るのである。客の需要に答えて、新たに満漢全席の精選メニューができた。これを食べたら満漢全席の精粋をおおかた知ることができる、というものである。

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住所:北京市西城区文津街1号の北海公園内

中華網日本語版(チャイナネット)

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